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「現状分析と対抗戦略」討論欄

夏には毛皮のコートは着れません 銀河さんへ

2005/12/08 やすし 50代 自営業

 銀河さんはじめまして。鶴橋の近くにお住まいですか?私は15歳の時鶴橋のわりと近くの桃谷に3ヶ月程住んでました。鶴橋には安くておいしい焼肉やさんがあると聞いてまして、一度か二度食べに行ったことがあります。在日の方のお店だったかもしれません。
 あのころの大阪の空は昼間から太陽のまわりが異常に赤茶けていました。公害のせいでしょう。田舎(滋賀)から来た私にとっては世紀末のような空に見えました。あのような空も今ではきれいになっているでしょう。革新政党が頑張ってくれたおかげでしょう。銀河さんもその一人だったのでしょう。

 現在は不完全ながらも民主主義が機能しているので、資本主義の矛盾が取り返しのつかなくなる前に改善されます。それが出来なくなれば一揆や暴動もおこるでしょう。そういう状態の時議会主義にしがみ付くのはおかしい。しかし今はそのような状態ではないですよね。
 日本は世界の中でみればまだまだ本当に豊かで平和な国です。一応不完全ながらも民主主義が機能し、福祉や社会保障制度も社会主義の看板の国々より進んでいます。

 昔は民意を吸い上げる民主主義の制度が不十分だったので、社会的矛盾が解決されず爆発するしかなかったのです。

 また支配者階級が崩壊する時は、社会の矛盾が頂点に達しているので、暴力装置が必ずしも全面的に支配者階級のいいなりになるとは限りません。
 ロシア革命やフィリピンのマルコス政権失脚(ロシア革命と同列におくのはふさわしくないですが)をみればあきらかでしょう。

 今暴力革命をめざしても権力側の弾圧に遭うだけです。社会的矛盾が人が生きていくのが困難なぐらい激化すれば、銀河さん達が叫ばなくても暴力革命に進むでしょう。

 夏には暑くて毛皮のコートは着れません。寒くなれば何もいわなくても人々はコートを着ます。これがわたしの回答です。