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党員用討論欄

鎌倉太郎氏に反論する。美濃部、鈴木両都政の評価に関して

2004/3/17 KM生、40代、公務員

 以前貴方は、美濃部、鈴木両都政に関してレスされました。早速私は反論を送付したのですが、逸早くさざ波編集部が「貴方のレスは美濃部氏に対する中傷で投稿規定違反だ」として、削除されました。よって小生の反論も掲載されずじまいでした。しかし今回貴方が再び以前と同趣旨のレスをされたので、再び小生も前回結果的に掲載されなかった反論を投稿しました。
1)67年から79年までの12年間の美濃部都政。前半期こそ高度成長時代で税収は伸びていましたが、後半期は71年のドルショック、73年のオイルショックによる不況で税収は落込んでいました。にもかかわらず、「全国の模範となった72年の老人医療費無料化」等優れた施策を、先進的に実現してきました(無論貴方がこれを「バラマキ福祉」といわれるなら、それまでですが)。「12年間で1000億円の赤字」は(地下鉄の79年当時の初乗り料金と現在の料金との比較等からして、せいぜい現在の物価水準は当時の2倍ですから)、現在の水準で2000億円相当というところです。この程度なら、(当時の都歳入額=財政規模との比較からいって)「天文学的借金、財政破綻」などという表現は大袈裟じゃないんですか。
3)確かに鈴木都政は、初期には「福祉切捨て」によって赤字を短期間で解消したかも知れない。しかしその後はどうでしたか?バブル期に「耐用年数20年を残して都庁の新宿移転新築強行」に代表されるような、「ゼネコン奉仕の箱物行政」を推進してきた訳じゃないですか。しかもこの路線は、「バブル崩壊後の不況税収落込み」という社会環境の変化をも無視して拡大続行されたのです。その結果、それこそ「鈴木都政の16年は、都民福祉を切捨てた上に、美濃部の12年とは比較にならない兆単位の借金を抱えて都を財政再建団体寸前にまで財政破綻させ、都民に多大なツケを押付けた」んじゃなかったんですか?尚悪いことに、青島石原両知事も何等「鈴木都政のツケ」を解決できぬまま、更に平成不況の中、都財政破綻は拡大進行しているのです。
 以上、私は貴方が何故「美濃部=財政破綻、鈴木=財政再建」と評価されるのか全く理解できません。実態はアベコベじゃなかったんですか?