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党員用討論欄

質問状の件で皆さんへ

2006/1/5 人文学徒

 初めに連名賛同者の件です。それぞれのご希望によって民主集中生さんを外し、千坂史郎さんをお加えします。杜 魯月さんもお加えしてよろしいのでしょうか。ついては、杜 魯月さんのご提案について僕なりに考えたお答えを提案させていただきます。 まず、ご提案有り難うございました。ご提案主旨そのものは十二分に分かりますが、今回は原案通りにさせていただけないでしょうか。原さんの総選挙総括全文にあの前文、原稿用紙1.5枚ほど(初めは1枚と皆さんに申し上げましたが、増えてしまいました)をつけるという。原さんの二つの文章の最大内容、「基礎票流出」問題そのものを認めるのかどうか、重大視するかどうか以外には今回は問題を広げたくはないのです。それをどう捉えるかということ、そこからの今後の課題設定などは、もっと遙かに難しい議論の必要なところで、ぱっと応えられるような単純なものではないと思うのです。だからこれらを入れると焦点ぼけにされるおそれがあると僕は考えます。よろしくご検討、ご回答下さい。

 それから、12月24日付けの元横浜市立大生さん、ご意見有り難うございました。貴方の言われることの殆どを僕としては分かった積もりです。その証拠として、以下の拙稿をどうかお読み下さい。「組織論」04年9月「日本共産党の惨状の本質に関わって」と党員欄04年10月「エッセー、日本共産党の全体像をこんなふうに変えてみたい」です。僕は長年このように考えてきましたが(後者は近年でしょうか?)、それでも日本共産党に期待しています。それは40年の経験から、生活営為面での党員たちには日本の宝がいっぱいいると考えるからです。その官僚主義臭、マンネリズム方針から離れていったけれど幹部や重点課題などが替わったら戻ってきそうな人々も含めれば、数万という単位の宝がいらっしゃるのではないでしょうか。やはり日本で最も正義感に溢れ、隣人に対して勤勉な人々がとりわけて多い集団の一つと僕は考えています。その言葉ではなくて生活営為がです。特に全体方針を語るその言葉ではなくて。人間の言葉なんて彼の生活営為に比べれば軽いものも多いと僕は考えています。自分の実際にしていることの半分も語れない人なんかいっぱいいる。逆に何のらしい生活もないからこそ、その裏付けのない大きな言葉を語る人もいっぱいいますけどね。僕なんかはそんな部類に近いのか、だから逆に宝がいっぱい見えたような気がするんです。まーこんな訳で貴方のように日本共産党のことを「幹部の言葉」と「それを人々が自分らの言葉のように使い、意識的に動く側面」だけからは考えられないんです。
 確かに政党はまず変革方針、政策を語るものと見えますが、その勝負は言葉でつくものとは僕は考えていません。アジで怒りを燃え立たせて、一揆的に勝負を着けるなどという時代は終わったと考えています。いつもここで言っているように窮乏革命論は信じません。ただ、今の幹部達のように、僕が見てきた宝の表現としてはほど遠い言葉しか思いつかないという精神が最大問題だと考えているから、ここであくせくしています。宝をそれらしく表現して、そういうまっとうな「社会批判」を糧に生活営為を長年かけてさらに鍛え合っていく、僕の「変革」はそんなイメージです。弱肉強食がますます進む中、不幸にしてましな営為を身近に見られなかった人々には、残念ながらそんな言葉でさえ無力なことも多いのではないでしょうか。そういう人々がちょっと新しい言葉に引かれたように見えても、それだけならそんな言葉はまもなく消えてしまいます。本当にリアルなもの、その表現とは何かという問題提起の一つとお受け取り下さい。以上につきご意見がいただければ嬉しいです。

 最後に皆さんへですが、これで暫く待ってご異議ないようでしたら、そろそろ既定通り動きます。連名希望につきましては、なお募らせて頂きます。