原仙作さんの日本共産党総選挙総括批判を同党に質問状とし
て出そうという件につきまして、皆さんのご意見も出尽くした
ようですので、これからこう動きたいと思います。
まず、短い前文を付けます。皆さんのご検討を経て、それは
以下のようなものになりました。
「前略。貴党の総選挙総括について、私たちが集うウェブサ
イト・さざなみ通信に以下の批判的投稿がありました。先には
同じ作者の都議選総括批判も投稿されています。これも総選挙
総括と同様に、各種出口調査などから推定した共産党の基礎票
大量流出を主内容とするものです。都議選でのその数字は約4
分の1と推定され、この流出がなくて今回と同様の流入票があ
ったならば、都議前回比最大3議席増加もありえたと試算され
ています。
さて、貴党の4中総はこの総選挙を、この都議選と同様に試
算された基礎票流出数の問題には全く触れずに『善戦・健闘』
とのみ総括しています。そこからさらに『「善戦・健闘」とい
う評価を全党の深い確信にする』との方針が述べられています
。他方この批判では、『今回の7.25%は70年代以降の衆
議院選挙の中では最低の得票率』と指摘されています。日本共
産党から基礎票の流出が始まり、『賽の河原』状況がどん詰ま
りにきたと述べられているわけです。こういう事実を前にした
場合、貴党の総括は批判にあるように良い所取りの総括と言わ
ざるをえないのではないでしょうか。さらには、この批判の、
この良い所取りは中央指導部の責任逃れ、自己保身狙いという
主張に対して、どういう言葉を返したら良いのかということに
もなって来ざるを得ません。
以上について、公党としては辛うじて貴党にこそ期待したい
という者達として真摯に質問するものです。納得できるお応え
を望みます。」
この前文末尾には次の連名を連ねます。 総て連名を希望さ
れた方々ということです。アルマゲドン、人文学徒、青年党員
・山本、千坂史郎、津南雄、原仙作、YK各氏です。なお、個
人代表者名が必要でしたら、原仙作さんになっていただきます
。
そしてこれに、本文として原仙作氏の日本共産党総選挙総括
批判文書が添付されます。さざ波通信「対抗戦略欄」05年1
0月28日掲載の「共産党の2005年総選挙総括(4中総)
-自己保身に終始する党中央」です。
さて、以上の文書を、既にそのお役目をお引き受けいただい
ているさざ波通信編集部に仲介提出していただきます。公開質
問状ということですので、日本共産党中央委員会の他にいくつ
かのマスコミ会社にも提出をお願いすることになりますが、ど
の社に出すかということ及び前文の日付などは編集部にお任せ
したいと思います。公開という主旨がかなえられれば良いわけ
であって、多数社に届ける必要はないと考えます。
さて、以上の最終案へのご意見を10日ほどさざ波通信にお
いてお待ちして、異論がないようでしたら編集部に動き出して
頂きます。ということで、編集部の方々もご苦労様ですが、よ
ろしくお願いいたします。