党員用討論欄

民主集中生、元横浜市大生さんへ

2006/03/01 人文学徒

　事情があって２週間ほどアクセスできませんでした。すみません。

　お二人の言われることは十分すぎるほど理解できます。しかしまー、僕にだけそう厳しく言わないでくださいよ。問題意識はほとんど同じなのですし、「世界が今、ここからどういう解答を捻りだして実践していくべきか」は、誰にも十分には応えられはしないのですから。ちなみにご批判には、「新党構想」を提示するという「画竜点睛」が欠けているか、不十分であるかというように僕には見えます。皆さんが僕を批判する「内容」は、以下のように僕と五十歩百歩以上の開きがあると言いたいです。集中生さんは「１０年先は見えない」で改革していくと述べられましたし、そういう彼に「全面的に同意」という市大生さんも「従来までの『理論』とその実践総括も一定踏まえたという香りがある新党像」を語らずに僕に民主集中制撤廃の「展望」、「成算」を要求されているのですから。

　さて僕は、従来の資本主義止揚理論の欠陥克服を踏まえるという香りのある「成算」あるいは「新党」の問題は、ここでちょこちょこっとやって手に負えるようなものではないと考えています。こういう僕がこの難問に関わっていくにはいずれにせよ、「一定の社会的実践」に待つという「正当な哲学の伝統」に従う道しかないはずですから、差し当たりここさざ波で現にこう動いているというわけなんです。だからこういう議論よりも、今、ここで僕は以下のような実践を行っていきたい。

　まず、日本共産党中央に当面の質問状への回答が欲しい。１４日に提出されて、今日現在回答がない現状をなんとか打開できないかと考えています。これについてまず、さざ波投稿者から促進策、援助、抗議、激励、討論などが欲しいですね。既にこれらはかなりあるわけですが。
　それでも今回もまた党が動かなければ、民主集中生さん指摘する従来の党の対応は十二分に知っている積もりなので回答について僕自身成算ありと安易に考えてきたわけではないですから、今後また別の質問、働きかけを考え、行うだけのことです。今度は「党は何故嫌われるのか」の項目付きアンケートをここでやるなどはどうでしょうか。さざ波などで党内批判者を増やしあっていきながら、こういう努力をしては、党に提示していきたいと考えています。今回の質問状も、「これだけ明確なものにまた解答がなかった、できなかったという事実は残り、残っただけでなくさらに積み重なり、さらにまたそれが多くの人々に確認された」わけですし。というように僕は、党の今後の矛盾進行を見ながらその顕れがあったその都度そう実践していくつもりです。市大生さんご指摘のような「党の高齢化」は極めて深刻で、言われる「１５万人」もあと１０年で６、７０年代大学卒という年代がどんどん現役、現場を離れていきますし、党中央ももう財政的にも「待ったなし」になっているはずです。もっと極言するならば、こういう立場の人間が増え、交流、実践、確認し合うことこそ民主集中制を撤廃させていく道だというくらいのスタンスに、現在の僕は立っています。お二人にもお願いしますが、何よりもここ「さざ波」へのアクセスを増やし合いませんか。それがお互いの疑問への解答に最も速く近づける道だと思いますが。何度も言いますけど、ここに参加するみなさん、さざ波を大事にしあいましょうね。アクセスを増やし合いましょう。継続は力です。力を増やしていく「実践」です。

　以上、１００年以上も抱えた歴史的問題に簡単な回答はないと考える１人の人間の生き方ということで、ご理解いただくしかないです。

　最後ですが、お二人とも僕の対応に苛立たれているのか、僕の言い分、言葉をはっきりと曲解した表現が多すぎますよ。特に「党員には日本の宝が多い」が曲解されています。僕はそこに独特の人間論、哲学を付与している積もりなんですが、それへの正当な言及がありませんね。その点においてお二人の考え方への疑問を感じます。