ご意見ありがとうございます。
8/28の私の投稿は引用されている本田さんのご意見と実質は殆ど同じ内容でしたね。
誰でも同じような心境になるのだろう、と思いたくなるのですが、でも同じように考えない人も、いや同じように考えない人のほうが党内には多いのが現実ですね。私も昔はこのように考えない人のひとりだったので、生意気ですがそこは共感をもって理解できます。その後私自身の変化をトレースするとそこには社会主義への愛着があったなと思うのです。社会主義の現実化に当たって敵との戦いについては多く論じられていましたがこれへの内部での障害については議論が少なかった、私はこの内部からの障害を取り除きたいと考えていたのです。社会主義は世界史的なレベルでの創造過程です。自分は技術者なので工学分野ですが創造過程一般に興味はもっていましたが、社会主義建設は創造過程として多くの共通要素があるべきと思ってきました。創造過程における「あってはいけないコト、なくてはならないコト」は社会主義建設時でも同じです。社会主義建設の社会的責任を自覚した私的集団としての社会主義党の作風に創造過程での必須な作風が欠けていると強く感じていたのです。創造過程で必須な作風は民主主義とは少し異なった位相にあると思います。創造は岡本太郎さん風に言えば爆発ですが、民主主義はこの爆発を制御するメカニズムの一つです。社会主義はルールある爆発であるべきです。ルールなき社会主義がスターリンやポルポトを生んできたと思います。社会主義党には爆発の種となる創造作風と爆発を制御する民主主義の両方が欠けていると感じてきました。
6/1投稿「社会主義はなぜ誤りの発見が遅れるのか」はこの現実への一つの回答のつもりでした。そこでは党員自身の胸の奥にある組織性への崇拝が全体主義的な党の運営、民主集中制を許す土壌になっていると見ています。しかしもう一つ、周りの党員を見ていて、社会主義への関心の薄さと民主化への関心の薄さが比例的であることに気づきました。これは私の体験の裏返しとして気づいたのです。党内で民主化改革に賛同する人、賛同しない人、迷う人、を見るとそれは以下のような人たちと思います。少しこじつけ的ですが、、、。
・賛同する人:
社会主義への関心が強く、それには社会主義の見直しが必要と考えている人。
社会主義崩壊の原因に社会主義党の反動化と腐敗があると見る人。
社会主義党の腐敗を断つには厳格な民主化が決定的に重要と考える人。
・賛同しない人:
資本主義全否定の気持ちが強く、その反射が社会主義への期待と信頼へつながっている人。
反資本主義闘争が重要で、それには組織性、統一性を重視すべきと考える人。
結局は社会主義より反資本主義の人。
・迷う人:
今の課題は社会主義どうこうではなく日本経済と社会のよりましな改革で、単純化して言えば社会主義に関しては思考一時中断、保留して進もうと思っている人。
綱領路線はこの方向であり、この点で中央支持で、党内改革を否定はしないけれどこれが重要課題とは感じていない、日本民主化に全力を注ぐべきと考えている人。
上記で民主化賛同は少数で、多数は社会主義そのものの探求を重視していません。
社会主義探求が党内民主化をももたらすと思うのです。
社会主義探求には党内民主化は必須で両者は一体不可分なものと感じています。
以上