私の友人(専従)から聞いた話では、いよいよ「しんぶん赤旗」のカラー化が5月よりスタートとのことです。ただし6月より値段が大幅アツプ、日刊紙2650円から2900円、日曜版650円から800円。友人は「ただでさえこの数ヶ月減紙つづきなのに」と嘆いていましたが、日刊紙と日曜版の併読で3700円、商業紙とほとんど変わらない価格となるだけに、よほど読ませる記事にしないと、いまの自画自賛記事では大幅減は避けられないでしょうね。
この紙代値上げともに、機関紙代の地区から中央への上納システムも変更されます。いままでは支部から集めた紙代は、地区に一旦集約されて中央の請求額(地区の還元金を差し引いた額)にもとづいて上納される仕組みだったのですが、今後は請求額は関係なく集まった紙代の全額を中央に上納することとなります。中央は地区の集金額に応じて還元金を地区に還付するわけです。
中央はうまいこと考えますね。昨年の赤旗の「口座引き落とし」制度導入の際も仕組みは中央が作るが、導入するか否かは地区の責任として手数料は地区負担としたのを思い出します。地区は自分の負担となるので集金者・読者にあまり知らせませんから口座引き落とし制度の存在自体を知らない方が多いのではないでしょうか。(もちろん導入しなかった地区もあるんですが)
中央も財政的には苦しいようですが地区の財政のほうがよっぽどひどい、専従からの借金というかたちで財政運営しているという話しもあります。その地区がカンパを要請する一般党員や読者は不景気でさらにたいへんです。
党本部立て替えも6月スタートだそうですが、官僚的なやり方でいかに予算をつくるのかを考えるよりも、労働者・人民から寄せられた貴重な資金をいかなる活動でつかい還元していくのかが問われているのではないでしょうか。