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党員用討論欄

タケルさんへ

2000/4/12 おっとり刀、40代、会社員

 新自由主義(新帝国主義及び新保守主義、場合によっては新資本主義など用語の定義が曖昧になっていることもありますが、ニューリベラリズムの用語に関しては社会的認知を得ているので、経済用語としてこの用語を使います。勿論この新自由主義と軍事戦略が結びついた場合には新帝国主義となるのであろうし、更には新保守主義とも結びついていくわけですが・・・)については、具体的な用語を使ってはいませんが、21回大会第3章でその内容について語られています。97年当時は、新自由主義の用語が定着したものとはなっていなかったと記憶しています。(用語自体は経済用語として使用されてはいました。)
 僕は、政権論や共闘問題で必ずしも当編集部と意見を同じくするものではありません。タケルさんの意見に近いものがあります。それは現状認識や方法論の違いによるものだと思っています。ただ、新自由主義をはじめとする一連の情勢分析は、編集部の分析に同意するものですし、日本共産党の分析にも合致するものだと考えます。
 新自由主義をはじめとする一連の考え方は、アメリカの世界戦略(経済及び軍事)の明確なる具体化です。これは、極めて危険な策動だと思っています。日本においてもまんまとその策略に乗って推進を図る勢力が絶対的多数を誇っています。勿論民主党でも例外ではありません。特に情報産業を中心として日本経済そのものがアメリカの支配下におかれる可能性さえ秘めています。(新帝国主義の用語を日本において使用する事が適切なのかどうかはこの部分に引っかかりがあるために僕は保留しています。)
 他の部分はともかく、用語の使用の有無で綱領路線や大会決定との比較をする事は、決して生産的な議論にならないだろうと考えますのであえて口出しをしました。この新自由主義は二つの敵や革新三目標と切り離す事は決して出来ないものだと思っていますので、今一度、この部分の検討をお願いします。
 なお、新自由主義について書かれているのは「前衛21回大会特集号」P30-31にかけてです。用語的には、「新たな国際秩序」や「規制緩和万能論」などとして使用されていますが、その後のアメリカの情報産業の急速な「成長」「支配」や「金融危機」を口実とした資本介入などを考え合わせると、その重要性を理解して頂けるものと考えます。
 はじめに記したように、僕としてはその事を視野に入れた上で、政権論等について編集部とは考え方が異なります。出来ればいずれ自分の意見をまとめてみたいのですが、編集部と全面討論していくにはもう少しゆとりが必要なようです。かってな意見で申し訳ありません。