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党員用討論欄

編集者は党内からの破壊主義者か?

2000/5/9 関西 八太郎、50代、自営業

すでに私たちが何度も述べてきたように、現在の不破政権論は、綱領路線にもとづくものではなく、その反対に、綱領路線の否定にもとづくものです。現在の不破指導部は、これまで綱領路線にもとづいて構築されてきたさまざまな革新闘争の遺産を否定し、民主党のような反動的ブルジョア政党とさえ連立政権を組んでも問題ないかのような立場を展開しています。「アメリカ帝国主義と日本独占資本の支配を打破していくのに役立つ政府」どころか、「アメリカ帝国主義と日本独占資本の支配を貫徹する政府」に入ろうとするのが、現在の不破政権論です。それは綱領の最も重要な根幹、その階級的基軸を破壊し、否定するものです。それは、「よりましな政府」が可能かどうかという水準をはるかに越えた、根本的な意味での綱領路線の否定です。

<反論>
綱領路線の現実対応に名を借りた反革命路線
 彼らの切り口にはまるで綱領を真剣に考え、日本の革命を真剣に考えているかのようなニュアンスが見えながら、実は綱領そのものを否定しようという、共産党破壊のにおいがぷんぷんとしている。彼らのやり口はそれこそ共産党の歴史の中で絶えずぶつかり解決してきた共産党を守り、強化し、間違えないよう運営してきた中で、いつも気を配ってきた民主的運営に真っ向から対立するやり方です。昔から組織破壊は外からと中からと行われてきましたが、彼らは『自由な討論』掲げながら実は内部から反綱領論者を育成しようとしています。あたかも『現代の共産党』はこうあるべき。とでも言うように。

それまでの説明から飛躍する『不破政権論』非難
 なぜ一気に『不破政権論』が綱領路線の否定にもとずくものとして出てくるのか。ここの飛躍が一般にはわかりません。つまるところ、まず『綱領路線否定』が先にあってここに一気に結びつくものとしか理解できません。これを見る限り、今まで~何度もこの主張を繰り返しているようですが何度繰り返しても『不破政権論』?いわゆる民主党を含めての『暫定政権』が現実に次かその次の選挙で日本国民に問われることは間違いないでしょう。それがいやだというなら今すぐ脱党するべきでしょう。そこまで歴史が進んできたことに喜びを感じるならともかく、いよいよしのぎを削る段階に来て『それは綱領路線の否定』と叫ぶのはあまりに悲劇的でしょう。今や『堂々と』政権論議を全国民とするときです。たとえ政権に入ったとしても、また歴史のゆり戻しはあるものです。そのときに慌てずしっかりした論議がまた深まるものです。

党内に巣食う自由分散主義拡張者
 君たちはこのような論議を一体党内で盛んにやっているのでしょうか。党内では論議せずにこのような場所で盛んにやるというのもおかしな民主主義です。君たちのやり方を見ていると『党員だ』といいながら、実は共産党の破壊集団ではないのですか。党員でもないように思いますが如何でしょうか。今の共産党には『官僚主義』も『押し付け』もなくなってきました。勿論以前は猛烈にありましたよ。けどもそれでは近代政党として、多数者革命党としても不十分だ。ということでずいぶん気をつけて治してきています。もし君たちが本当に共産党員なら、党内で十分論議できます。やってください。
 このままこのような論議をするならそれは内部犯を装っての破壊主義者といわねばならないでしょう。