相当にひどい内容の投稿があったので、久しぶりに投稿します。
5月9日投稿の関西八太郎同志は、編集部の姿勢について、「共産党破壊のにおいがぷんぷんとしている」だの、「まず『綱領路線否定』が先にあってここに一気に結びつくものとしか理解できません」などと書いていますが、結論が先にあるのは、どうやらあなたの方のようですね。編集部の側は、民主党との連合路線がなぜ綱領路線の否定と言えるのかについてあれこれと説明しているわけですから、まずもってそうした説明が成り立たないことを証明し、そのうえで、編集部の姿勢を論難すべきでしょう。そのような手続きをいっさい取らずに、頭ごなしに編集部を党破壊の立場に立っていると断定するのは、議論のやり方としてまったくなっていませんね。そういう議論の仕方は、党員に対する不信の念を強めるだけですよ。あなたは主観的には共産党を擁護しているつもりなのかもしれませんが、結果的には、「やっぱり共産党は内部からの批判を許さない官僚的組織なのだ」という「偏見」を助長するだけですよ。
しかも、あなたの場合、「それがいやだというなら今すぐ脱党するべきでしょう」とまで言っていますね。共産党指導部はこれまで、意見の相違で党員を排除したことはないと繰り返し対外的に言ってきましたが、あなたの態度はまさに「意見の相違によって党員を排除する」こと以外のなにものでもありません。
またあなたは、「もし君たちが本当に共産党員なら、党内で十分論議できます。やってください」と書いています。本気で言っているんですか? もしかして、あなたの言う「党内」とは、数人からせいぜい十数人で構成されている「支部」のことですか? 全党的な論議は大会前の1~2ヶ月の期間しかできないことぐらい、党員なら誰でも知っていることでしょう。党が各支部に縦割りで分断され、そのたこつぼの中でしか議論できない状況がどうして「党内で十分論議できます」などという表現になるのでしょう? まったくもって不思議です。あなたは、別の支部や別の地区委員会で出された意見をどうやって知るのですか? 全党で出されている意見を知ることもできずに、どうやって「十分な論議」ができるんですか? ぜひ教えてください。
編集部の論文でも書かれていますが、民主党は、新ガイドラインに賛成であり、有事立法の制定に賛成であり、憲法9条の改悪に賛成であり、小選挙区制に賛成であり、いっそうの規制緩和と民営化に賛成であり、消費税増税と福祉切り捨てに賛成の党です。このような党と連合政権を結んで、どうして「よりましな政府」ができるのか、どうしてそれが「2つの敵による支配を打破するのに役立つ」ことができるのか、何よりもこの点について説明してください。それが説明できないのなら、「共産党の破壊集団」などというおどろおどろしいレッテル張りをいさぎよく撤回して、もっとまともな議論をするように努力してください。