午前中は訪問活動をし、今も少し電話入れをしたところですが、「与党には入れない、対抗勢力としての民主党に」という声がとても多い感じがします。何とか少しでも議席を増やしたいところですが、今のところ風は我が党まで吹いてきている感じではないですね。あと一週間です頑張りましょう。
<6月8日付の『朝日』に掲載された不破発言の問題について、私たちがそれを「日和見主義」と批判したことに相当お怒りのようですが>
別に怒っている訳ではありません。編集部の態度はまともな共産党員の態度とは言えないので、同志的な討議は無理だと感じているだけのことです。川上さんのご意見には選挙後にでも改めて反論したいと思いますが、私が批判しているのは「自衛隊をどう見るか」云々の問題でなく、中央に確認する最低の努力すら行なわずに中央委員会を「糾弾」するなどという編集部の完全に誤った態度に対して「反党的」だと言っているのです。しかし、「不破発言を糾弾する」というのがバナーっていうんでしたっけか、あれを外したのは良識の発揮だと思います。まあ、いずれにせよ編集部がまともな党活動をしていないのはほとんど明らかですね。
さて、簡単に今回の問題をどうみるかを指摘すると
1)反動の側は昔からこの議論が好きなのですけど、今回の議論は「日本が侵略された場合」という仮定の話であり、ほとんどあり得ないことと前置きした上での発言です。我が党はそれをさせないための「平和外交」を重視しており、ことさらにその部分だけをクローズアップする必要を私は感じません。
2)編集部は「有事」としていますが、この言葉の現在の解釈は「周辺有事」ですよね。しかし質問は「日本が外国の侵略を受けた場合」としており、委員長の回答も周辺有事を想定したものではありません。ここに一つの混同があると思います。
3)共産党が加わる連合政権の元で日本が侵略された場合のことを敢て想定すれば、侵略する外国とはアメリカである可能性が一番高いでしょうね。その時に本当に自衛隊が使えるかどうかは別問題です。アメリカだって自衛隊を使おうとするでしょうからね。これがもし北朝鮮による侵略なら自衛隊を使える可能性はあるでしょう。この種の議論ついては机上で云々するよりもケースバイケースで考えるべきだと思います。
4)ちなみに私は現在の日本国憲法は自衛権すら放棄していると考えています。ですから侵略に対しては一切の暴力を使わないというのが正しい護憲の態度だと思っています。私の見解は中央委員会とは違いますので、この問題でやり始めるとちょっと議論が空中戦になる気がします。
選挙が終わってからゆっくりやりましょう。