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党員用討論欄

謀略ビラについて

2000/6/28 耽ちゃん、30代、地方議員

 暇なとき、時々ROMってました。
 こちらに投稿される方のなかで謀略ビラの危険性にたいする認識が浅いのではないかと思い、投稿させていただきます。
 選挙結果を受けてのテレビ出演で不破さんなどがしきりに謀略ビラの件を取り上げたこと、確かに党外の方からみると負け惜しみにしか見えないでしょう。そう言う観点で見ると見苦しいかもしれません。
 でも敗因の一つであることは間違いありません。他にも自らが原因の敗因もありましょうが、少なくともあの時点で目に見える要因として謀略ビラの存在はあったと思います。私の地域でも大量の謀略ビラがまかれました。それに反撃する赤旗号外をしっかり配布しました。特に直前に謀略パンフがまかれた集合住宅には2回目の反撃赤旗号外を配布しました。このようなことのために夜中まで党員・後援会員の手がとられ、電話の支持拡大の手がストップしてしまいました。
 テレビ朝日系の選挙速報を見ましたが、そのコメンテーターや司会者が、共産党の出演者が謀略ビラの話をすると「選挙民は古典的なアカ攻撃に惑わされるほど愚かではない。いちいち反撃する必要などなかったのでは」という趣旨の発言をしていました。これが言論で食っている者がする発言かと驚きました。
 本来なら、全国規模での謀略ですから、マスコミがこぞって取り上げるべき問題です。マスコミがそれをなかなかしないから、共産党の幹部はテレビ出演のときはできるだけ取り上げようと努めているのではないでしょうか。もちろん攻撃の矢面に立たされた共産党がいちばんに取り上げるのは当然です。赤旗は連日謀略ビラのことを報道しています。
 これは赤旗にも載っていたことですが、これは単に共産党だけの問題ではなく、権力・金力・組織力にまかせて全国規模でシロをクロといいくるめる怪文書をまくことは、言論・民主主義への敵対行為であることを強調したいと思います。
 間近に迫った選挙で勝とうとするならば、謀略ビラにいちいち反撃することは、労力の無駄かもしれません。しかし、放っておけば民主主義が脅かされる恐れがあります。自由と民主主義を何より大事にする共産党員であれば、この事態に黙っておることなどできません。黙っていることは人民に対する裏切りです。
 謀略を黙認し、のさばらせておけば、選挙すらできない世の中になってしまうと、私は考えます。
 ナチスが台頭した時代、ナチスが多用した手口は、街頭演説に対する嫌がらせでした。ナチスの嫌がらせを嫌って政治家が口を閉じた後、一気にナチスが勢力を拡大したのでした。ゲッペルスの「嘘も百回言えば本当になる」という言葉も有名ですね。謀略・嘘に対しては面倒でもいちいち対処してやることが大切だと思います。
 ところで、昨日ラジオを聞いていたら、聴取者の間で選挙結果が話題になっていました。あるFAX.の投書で「共産党の肩を持つわけではないが、あのビラはひどかった。もっと腹が立ったのは選挙速報で共産党の人がビラについて言い出すと、司会・コメンテーターがムキになって止めに入った。あのビラは自分たちに向けられた問題でもあるはず。マスコミは情けない。なにかウラがあるのでしょうかね。」というのがありました。
 自民党や創価学会から大量の広告収入を得ているマスコミが、与党・創価学会の謀略を大々的に取り上げるなんて無理ということは、わかりきったことです。