議席の後退の唯一の原因であるかのように謀略ビラをとりあげるのはみっともないことです。まさに一般的な感覚からすれば、自らを省みて不徳の致すところぐらいは言ってしかるべきではないでしょうか。その上で戦略・戦術上の諸問題、主体的力量の問題などを分析して、そののちに謀略ビラに触れるべきではなかったか。
それを取り乱したように謀略、謀略とみっともない限りです。革命政党の最高幹部の取るべき姿ではありません。日陰のもやしさんが仰有るとおり、テレビにどう映るか、党員、支持者、国民にどう受け止められるか考えて発言・行動するのがあるべき姿ではありませんか。影響力の大きさを自覚するべきです。
私自身は今回の選挙結果は敗北とは考えていません。議席の後退ととらえています。革命運動には味方もあれば敵もあるわけですから、紆余曲折は当たり前です。従ってなぜ敗北したかではなくて、なぜ後退したのかと考えています。「さざ波通信」上でも既に様々な指摘がなされていますから繰り返すことはしませんが、共産党の戦略よりも敵の戦略の方が上回ったということでしょう。消費税を前面に押し出して、マスコミが争点とした政権の枠組み論をおざなりにしてしまったこと、コマーシャルがなってなかったことなど、なんとでもなった問題が多かったのが残念です。
選挙を戦いととらえているなら(現に選挙戦と称していますよね)、何をどの層に向けてどのように訴えれば勝てるのか、戦略と戦術が不可欠です。今の共産党にはクールな戦略家がいないのではないでしょうか。戦略のない戦いは負け戦です。勝つために何をすべきなのか、もちろん嘘の公約などは下の下ですが、やるべきことをやって、勝てる選挙をやろうではありませんか。中央の幹部のみなさん、ぜひ考え直して下さい。地方の専従は考えることをしませんから、中央が変わらないことには勝てる地方の選挙でも負けてしまいます。お願いします。この通信を読んでいる党員のみなさん、声を挙げて下さい。