選挙結果に関する様々な感想・意見・提案が行なわれています。こうした論議を中央の方々が目にとめていてくれればと祈りますが、どなたかがおっしゃってみえたように党内の正式な会議の場でこそ、こうしたたぐいの討論が必要です。
党大会でもそうですし、地区党会議でもそうですし、そうした大会・党会議への出席経験のある方であるならばどなたも認めることと思うのですが、議論になっていない。党大会で決めてもいないことを中央の幹部が勝手に発言し、あたかも規定の方針であるかのように通用してしまう素地はここにあると考えています。
私自身70年代からそのたぐいの会議に出席していますが、単なる活動報告会であって、方針の議論がまったく(と言っていいほど)なされていません。決まり文句であった「方針案を支持する立場で討論に参加します」というむなしい言葉すら聞かれなくなっています。古い同志に訊ねると昔は激しい議論をしたと、異口同音に返ってきます。これが活力を生んでいたのではないでしょうか。民主集中制が集中ばかり目に付くようになり、党会議も出された方針が修正されるでもなくシャンシャン大会で終わってしまっています。時に議論しようとの意見が出され、賛意の声も出るものの、結局方針には触れられないままに、議論を、と求めた同志は絶望を抱えてやがて党を去っていく、そんな姿も見てきました。
科学的社会主義を哲学としている限りなんとかなるの思いで私は我慢を重ねています(もちろん言うべきことを言いますのでうるさがられています)が、21世紀の早い時期に民主連合政府をという前大会の決定も1~2回の選挙結果が良かったから舞い上がって出した方針に過ぎず、真剣にその可能性や正しさについて議論したとは到底思えません(少なくとも我が地区では)。議論のないところに党の発展はないと思います。同志のみなさん、徹底した方針についての議論を大会に向けて行い、その上で捲土重来をはかろうではありませんか。