タケルさんのご意見に賛同するところがありましたので、私も若干述べます。
「情報公開」は今、経済改革や政治改革の、特に地方自治のキーワードになっていますが、これは我が党でも同じだと思うのです。プライバシーと党の防衛の問題への注意深い配慮をしながら、あらゆる情報を公開していくべきです。
そして公開した情報に基づいて、一人ひとりの党員が決定権を持ってそれぞれのレベルの党活動に参加するのが理想です。(タケルさんご意見)
もっともだと思います。残念なことに、私のような末端党員が、現在の全党について(それは結局は自分の支部の党活動について考えることに繋がるのですが)考えようとしたときに、その判断材料となるものは、きわめて限られています。赤旗での報道などは参考になりますが、それ以外の接点で知る機会は会議を除いたらありません。党員数や読者数についてはおおまかに知ることができます。ただ、大衆運動の進展の程度、全党の支部活動の進展の程度や状況などは、わかりません。これを知るのは防衛上、無理なのでしょうか。だとすれば、政策問題については、私たちも議論できますが、大衆運動や党建設上の問題について、自分なりの意見を考えても主観的な要素が強くなり、説得性を持ち得ません。しかし、自分の頭で考えることが、党員=共産主義者だと思うのです。私の主観では、選挙の後退要因の大きなものとして、国民の中での活動、大衆運動の停滞があると思います。これは、タケルさんのおっしゃる「市民運動の要求を吸い上げる力」が党に弱いのと同じ意味です。しかし、こうした点の実際については、私が党から知る術はありません。
とはいえ、こうした点も含めて今の党に期待しているところがあります。それは「支部が主役の党活動」という組織(内)政策を打ち出してきたことです。これは、一人一人の党員がより主体性を発揮できる組織への改革、従来型の官僚的組織体質(ひいては「もの言わぬ」党員自身の体質)からの脱皮に向けた改革だと思っています。(またこの改革なくして、将来の党と社会変革の事業の発展はありえないと思います。)
「支部が主役」という組織(内)政策が秘める可能性は大事だと思います。「さざ波」での様々な議論のような、党員自身が考え、活発に意見を述べることができる党への展望、可能性をこの組織政策は秘めているのではないでしょうか。だとすれば、これを実地に推し進めることが、大切だと思います。私は「支部が主役」の意義をそう考えて、未熟なりにですが、支部の活動を自分の頭で考え、方針を立て、必要なら機関に意見(異論)を述べてきました。そこから、現在の党への問題意識も得られましたし、様々に学びました。
「さざ波」での議論自体、とてもいいと思います(規約に抵触しても)。それに加えて、ここで議論されるみなさんが、実際にやっておられる「支部が主役の活動」、個々の党員が主体性を発揮できる活動を構築することも、これに劣らず党の改革なり発展にとって意義のあることだと思います。
「私は常任幹部会委員の党員による投票制と、全国選挙の政策と方針の全党討議を要求します。」(タケルさんの提案)
大賛成です。多数派にしていきたい提案ですね。