投稿する トップページ ヘルプ

党員用討論欄

悔しさを力にしたい!

2000/7/27 火花

 党中央は今回総選挙の結果を受けて議席は後退したが前回衆議院選挙に比べ26万票を越える得票を得て次回選挙にむけて前進するための土台を確保したと述べています。戦術レベルで一度敗北を喫したとて体制を立てなおして次に勝利を収める事は過去の様々な戦いを見ても充分に可能だと思いますのでわたしも当然一党員として頑張りたいと思っています。今回の選挙戦が反共攻撃に対する反撃の時間的余裕が足りなかったのであれば次回までにじっくり反撃体制を整えれば良いし、消費税の打出しが弱かったならば引き下げの論陣を遅まきながら全力で張れば良いでしょう。また、組織の緩みの問題も単なる油断ならば立てなおしも出来るかもしれません。しかし、こうした戦術レベルでの過ちではなく、もし、戦略レベルでの過ちが今回の敗北の原因だとしたらどうなるでしょうか? そして、もし、そのことを覆い隠して次回の総選挙に望んだとしたらその結果は、党組織は一体どうなるのでしょうか?

(1)幹部会報告を読んでの感想
 今回の中間報告を読んで気になるのは消費税の打ち出し方が悪かった、(私も同意権です)日本改革論の視点からもっと焦点化すべきだった、政権枠組み論への対応が充分ではなかった、競争相手としての野党批判ははじめての経験であり(ほんとかね?)、今後も研究して行く、反共反撃が充分に出来なかった、組織に緩みがあった等々の反省は有りながら、あくまで方針は基本的に間違ってなかった、やりかた等が悪かったのだという議論の方向についてです。私には基本的には頑張りが足りなかった、もっとしっかり打出し反撃し、前回しじしてくれた人々に党が接近していればこの方針で負けるわけはなっかったと聞こえてなりません。私は今回の選挙で活動するなかで、一体この党の存在意義はどうなってしまうのかと思いました。共産党の現在の存在意義は労働者や中小零細業者・農民等、多国籍企業・独占資本やそれと結びついた政府、アメリカ帝国主義に代表される勢力により抑圧され、疎外された者の利益を守る(政権獲得は当然の目標です)ためにあったのではないかと思っています。宮本の引退以降の不破委員長・志位書記局長をはじめとする党中央の柔軟路線も私は党がこれまでの引きこもり状態から党内の民主化を行ない広く国民の中に打って出るための方針だと思い支持してきました。しかし、今党が行なっているのは何なんでしょう。かつて、わたしは学費値上げに学内で先頭に立って反対する共産党員の戦いに出会い、少数者の犠牲の上に多数者の幸せは無いとの訴えに感動し加入しました(最初は民青でした)、そして、就職してからは少数ながら職場で頑張る党員の姿に震えるほど感動し、私も活動に参加してゆきました。多くの共産党員がこうした現場で自分の人生をかけて活動していました(トンデモな人も多かったですが(笑))。今回の選挙ビラを見返して思います。抑圧され・虐げられた労働者に対する政策はどうなっているのですか? 今首を切られそうな人、今、不当労働行為に苦しんでいる人にたいする政策は? 各地で安保廃棄に向けて戦っている人々に対する政策は、日の丸・君が代反対で戦って来た現場の人々に対する政策は挙げればまだまだあります。今回私は〇〇という場所で活動を行ないました。党は青年・学生対策に力を入れているそうですが、高い学費の為に〇〇を去る、または勉強に支障をきたしている〇〇に対する政策はどうなっているのでしょうか? これを読んだ党員の方からは党はこれらに対する政策をもっている、あなたの学習が不足しているのだと言われるかもしれません。しかし、私も持っている事は知っています、ただ、綱領路線にのっとるならばこうした事が前面に出てこないのは何故?といいたいのです。これまで党を支持して来てくれた人々が党から離れていった理由は、ここではないでしょうか? 現在の党は政権に入る事を急ぐあまり(よりまし論)その他の政党とあまり変わらない装いを整えようとしてこれまで支持してくれた人々を裏切ろうとしているのではないでしょうか? 戦略としてこのような路線を選択するならば、他党とあまり変わらない政策の党ならば共産党など特に必要ないのです。これでは、支持者に接近しようとしても拒否されるのではと思います(党勢拡大大運動しかり)。何故、近年党が躍進できたのか? それは現実に妥協しない姿勢を貫いて来たからではないのですか? 今、私達の党は前進の土台を確保したのではなく、これまで党を支えて来た土台を切り崩しているのではないか?と感じています。

(2)党のあり方について
 私が、党のあり方について疑問をもったのは、フジテレビ報道2001で志位書記局長が東チモールへの多国籍軍への参加を認める発言を行なった時でした、「何時決まった?」というのが正直な気持ちでした、その他にも日の丸・君が代問題・民主党との連立問題・安保凍結問題等々、一般党員が党外で公式に発言すれば処分ものの発言が事前に党の会議にも掛けられずに決まって行きました。「幹部なら好きな決定をして良いのか? 組織の上に個人を置くことは認められないと言ったのは誰だ? なんかインチキくせー組織!」正直な感想です。私は、責任を持つ政党として民主集中制をとることには反対しません、しかし、幹部がそれを破り、下部には遵守を求める今のやり方には我慢なりません! 幹部が一方的に決めた方針に一方的に従うことを要求されるのではたまりません! また、方針や活動に対し党員同志が自由に議論できる場を常設して欲しい、自分達の指導部を自分達で選びたい(全党員選挙)等の思いがあります。自ら直接選び、自分達も参加して練り上げた方針で活動出来たらどれ程元気が出るか! 党中央のみなさんは自分達の仲間である党員を信じてせめて議論の場だけでも作って欲しいと願います(全ての知恵を汲み取るならば尚更です)。場が作られればそこに魂を入れるのは我々党員の責任ですが・・・・・・。字数制限が迫っているので終わります。だらだら書いてすいませんでした。みなさん、党大会が迫ってます現在の党のあり方に疑問を感じている方は出来る所から声を挙げてみませんか? あの時行動すべきだったと後悔しない為に。(来年の参議院は必ず勝利出来るよう共に頑張りましょう!)
 追伸、先日久しぶりに昔の仲間に会いました。私が「選挙どこに入れた?」答えは「自由党」・・・・でした。