昨日の投稿に少し補足したいと思います。私自身のスタンスが不明瞭なので。
私の考えは大体S・T氏と同じです。民共政権論については、最初はあまり問題だと思ってなかったのですが、国旗問題以降、その害悪が明らかになってきました。S.T氏のように理論的にはうまく言えませんが、そんなものに入ってしまったら、変質させられるのは目に見えています。今回の渡辺論文は、民共政権に展望があるかのように書かれていますので、確かに問題です。
選挙についてもそうです。今回の選挙のような異様な選挙は、これまで経験したことがありません。媚びる、としか表現できない我が党の態度のことです。革新票を社民党にもっていかれた、というのは、これまた理論的ではありませんが、実感としてよくわかります。
6中総では、はなはだ曖昧ではありますが、志位氏も「責任」を言っている訳で、渡辺論文がこの点を無視しているのは、輪をかけて異様です。だから私も渡辺論文には不満なのです。とはいっても、前回書きましたように、「後退」と言ってしまうのには躊躇します。彼が革新陣営にとって、きわめて貴重な論客であることを思えばなおさらです。
とかなんとか言っている間に、自衛隊活用という、とんでもないニュースが聞こえてきました。社会党の違憲合法論や雑誌世界の平和基本法を舌鋒鋭く批判されてきた渡辺氏は、今回の自衛隊活用論に対しては批判されるのでしょうか。きっとされると信じています。
ともかく、知識人、労働者にかかわりなく、全力を挙げて党の右転落を阻止すべき時が来たようです。展望は明るくありませんが、頑張りましょう。