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党員用討論欄

遂にあの大月書店も「脱マルクス=社会科学」への退行と営利至上主義へ!

2000/10/9 日本共産党ってそういうことだったのか会議、20代、学生

 「科学的社会主義欄」の山本氏の投稿にも示されているとおり、社会科学・マルクス哲学・経済学の出版社、として(又、新日本出版社・青木書店と並び「革新的出版社御三家」としても)名高い大月書店が、長い間ベストセラーだった『国民文庫』シリーズ(岡崎訳『資本論』も含む!)を絶版にするということを各方面から耳にした。
 これは、近年の「教育書シリーズ・健康と身体シリーズ」中心のセット物を、図書館・学校へ売り歩くやり方と相まって、より一層の一般読者向け企画を推進・実行したことだといえる。
 確かに近年、社会科学モノが振るわず、別の活路を考えた末路だとも言えるが,新日本の『資本論』新書版の絶版とともに、いよいよ不破・志位路線の本質的部分が、露呈したと断言できる。新日本は勿論の事、大月書店も共産党当該機関に指導される「特殊な個別資本」と規定でき、大月書店党経営者支部・労働者支部の理論的・運動的責任は重い!と言わざるを得ない。
 これでは一体どうやって「学習」せよ、というのだろうか? まさか何時になるか分からない『MEGA版資本論』Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ部の訳本が出るまで我慢せよ!とも言うのだろうか? このような錯乱した状態を阻止する力が書店側には無かったのか! 創業者の小林氏も、岡崎次郎氏も、この様な惨状をさぞかし「地下」で嘆いておられるだろう・・・。
 一部の腐りきった、特権的代々木小役人の自己権益と保身、錯乱によって遂に革新的出版社の命運も尽きたと見える。これは余談だが、新たに流通・商品管理の「子会社」を設立し((有)大月出版サービス)、ここに「経営者」を横滑りさせているようだから、もう堪忍袋の緒が切れた!というものだ。社会科学の本を普及する、という使命から逸脱し、自己保身と「変節」の道をひた走っているのが偽らざる実態らしい。
 一体、真の集団的・個別的学習は何処にあるのだろうか。

 本投稿は、大会討議欄へのご投稿でしたが、内容的に関係がないので、こちらに掲載させていただきました。また問題になりそうな部分を削除させていただきました。(編集部K・S)