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党員用討論欄

『「さざ波」への疑問』への疑問

2000/11/10 Yo、30代

>あなた方ほんとに共産党員なのですか?

 「さざ波通信」運営者がほんとうに共産党員であるかどうかは、実のところ確認する方法がありません。しかし、それは果たしてそれほど重要なことでしょうか?
重要なことは、『さざ波通信』がこれまでの党大会の記録を引用した上で、「現在の党中央が行っている方針は民主的でもなく、党大会決定にも反し、労働者や多くの国民の利益にも反している」と批判しているのに対し、党中央および都道府県委員会からは納得のいく説明がないということです。ということは、たとえば「無党派」の市民から同じような疑問が出されても、党は明確な説明をすることができず、彼らの信頼を得ることもできないということです。あるいは、明確な党破壊勢力によって攻撃されても、党は有効な反撃をすることができないということでもある。
 あなたがもし、自分で考える能力を持った共産党員であるなら、ここで提起されている問題を、たとえば都道府県委員会や党中央にぶつけてみて、その不誠実な対応を実感してみてください。たとえば、いつのまに「消費税廃止」方針は「3%にもどせ」になり、「増税反対」になってしまったのか? いつのまに自衛隊の存在は「アメリカ帝国主義の一翼」「国民弾圧の手段」から「国民を守るもの」になったのか? そうした政策転換に際して、われわれ党員に何の相談もないのはなぜなのか? はっきりした、わかりやすい説明が欲しいとは思いませんか?
 あなたがこうしたことに何の疑問も抱かないというなら、むしろその方が問題です。心ある人は、こうした不誠実な変節を不信を抱きながら見ているでしょうし、そうした不信はいずれ選挙結果を通じて顕在化する(すでにしてもいる)でしょう。それでいいのですか?
 それにしても「なんとなくあなた方の土俵の中で党員たちが不毛な論争をしているように思います」とは? 『さざ波通信』の提出している議論の「土俵」は、なにより第一に党大会決議や党幹部の発言記録です。ほかにどんな「土俵」の上で議論をしたらいいのでしょう? わたしは『さざ波通信』スタッフの大会決議の読み込みには感服してます。彼らに反論するのであれば、同様に党大会決議などにもとづいて行うべきで、さもないとただの感情的反発です。
 「いっそのこと名前を公表して党と真正面から立ち向かって議論を挑んだほうがはっきりするように思います。」・・・はっきり除名されて、議論はそこでおしまい。問題点はうやむや。それじゃだめです。