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党員用討論欄

もはや「前衛党」は存在しない、「左翼」の決定的敗北

2000/11/16 生産協同組合、20代、学生

 党大会を目前にして、様々な異見・反対表明または「離党宣言」など組織内の動揺と確執は深まる一方だと言えます。
 80年代、90年代をとおして、いわゆる「左翼」「革新勢力」「マルクス主義」の決定的とも言える没落と世間の嘲笑は、全くもって一般的風潮となり、「生活協同組合」はもとより「民主(的)経営」でもこれらの否定的評価と蔑視は強まるばかりです。何せ、民医連病院でも「活動家排除」と、いっそうの大衆迎合的右派戦術を採るようになっており、全体的に益々酷い経営至上主義とリストラ・嫌がらせ「合理化」が上記の雰囲気と共に加速化されています。
 一部の中高年活動家のなかにはいまだ、「高度成長・安保闘争」の思想的・実践的しがらみから脱却できずに、ただ自己の既得権益の保守と温存に血眼になっている分裂的党員が多数存在しています。
 この人たちは、口先、あるいは顔つきを「微笑」にしてたんなる「原則論」や「宣伝、拡大」の大合唱をおこない、あいも変わらずの強制ノルマ主義に日々焦心しているようです。
 私のようなあたらしい世代(ただし民青多数派のような理論無視・オルタナティブ不在・党官僚支配の輩とは自ずと異なる)からするとあまりにも経験主義的・党派主義的・「マルクス・レーニン主義」的であり、あらたなオルタナティブ実践、高度に普遍性と主客同一的一元性を獲得した認識主体、個々人の差異的多義性を前提にしたフレキシビリティーあふれる組織形態など、新世紀にふさわしいコンセプトを積極的に一般的大衆に「認知」させる現実的実践の相対的必然性をふたたび強調したい。
 なお、私自身まだ理論的・思想的には形成途上であり、一般には分かりずらい表現があることを承知されたい。いずれにしてもこれ以上の「共産党」の自己否定・自己解体は、社会労働実践との連関性の欠如、党内グループの独裁制の野放しに等しい!それと党員拡大での自覚なき非マルクス・社会科学分子の放牧は組織解体と官僚支配をヨリ強化するだけだと強調したい。是非多様な異見と反応を個人的には歓迎したい所以である。