日本共産党公式ホームページのメッセージに「さざ波通信」に対する見解が出ています。
※「さざ波通信」と称するインターネット上のホームページにおける、党攻撃について
ほほう。今度はこう来ましたか。最初は、「無関係」、次は「内部撹乱」そして今度は、「党攻撃」ですか。
インターネットの「さざ波通信」と称するホームページを見た人から、「とても党員の意見とは思えない」「党としての見解を、きちんと公表する必要があるのではないか」などの意見が寄せられています。
なるほどそうですか。でも、逆の意見もあったのではないでしょうか。この掲示板の「一般投稿欄」1月9日付YY氏からは、12月7日付で中央委員会宛てにメールを送られたとのことです。
「私には日本共産党に敵対する立場に立っているようには見えません。・・・たとえば、「さざ波通信」党大会討論欄の11月28日付けの「朝生で議論できないのは何故か」という投稿は耳を傾けるに値する内容をもっています。このような投稿を掲載するホームページを日本共産党に敵対する立場に立っていると非難するようではどこに「自由闊達に議論し合う気風」(3日付け日曜版)があるのでしょう。これでは党は人々を引きつけておくことはできません。」
こういうご意見も寄せられているのではないでしょうか。もし、中央委員会のみなさんの目に触れていないのであれば、「一般投稿欄」に全文をご紹介されていますので、ぜひご一読をお勧めします。また、このような逆のご意見についても見解を出していただきたいと思います。「さざ波通信」に対する賛同のご意見もしっかりご紹介いただき、きちんと見解を述べるということが、民主主義的精神というものではないでしょうか。
できれば、中央委員会に寄せれているメールの内容の件数とか、さまざまなご意見に対する見解を公式ホームページ上でご紹介するという真摯さもとても大切だと思いますが。インターネットが、庶民との間での双方向のコミュニケーションであるとお考えならこういた世間一般の社会的礼儀や常識を大切にしましょう。
さて、
この「さざ波通信」なるものは、「現役の日本共産党員によって運営」されていると称していますが、その実態は、日本共産党に敵対する立場に立つものです。日本共産党第22回大会のさいにも、大会議案が発表される前から「決議案はほぼ間違いなく、この間の不破指導部の右傾化路線を全面的に正当化し、その路線のいっそうの推進をうたうものとなる」「すべての良心的党員が、悔いを残さぬよう全力をあげて不破指導部の路線に対する闘いを遂行することを心から訴え」る、とよびかけ、特別の欄までつくりました
こういう見解も一方的な決め付けを行なっているだけです。こういう態度は、あちらこちらのサイトで党外から批判の対象にされていることを中央委員会のみなさんはご存知でしょうか。
まず、「敵対する立場」と決め付けておいて、次にしからばその理由はとし、前後の文脈も全体の中身も見ようとしないで一部だけ引用して検証したとする。こういう立場を「観念論」というのではないでしょうか。各種党学校でも「学習」させていただきましたが。それとも科学的社会主義の立場は、もう不要なのでしょうか。
「資本主義の枠内での」ルールではないでしょうか。
大会議案が発表されるまえから、「自衛隊活用容認論」を前不破委員長がマスコミに勝手に発表してしまったり、「日の丸、君が代」の法制化に事実上有利な状況さえ作ってしまったりすれば、ほぼ「右傾化」の議案になるというのは誰の目にもあきらかでしょう。
このような手法そのものが内外から批判されているという簡単な事実がわかりませんか。それをもって「共産党は、言論の自由を許さない。やっぱり恐い。」と煽っている見解もみられます。
そうではなくて、異論がだされれば、正面から堂々と議論し、一方的に決め付けたり、レッテルを貼って「はいおしまい。」という態度ではなく、誤解があればその誤解を解くように丁寧に弁明する。こういうことが、いま、求められているのではないですか。
党中央のみなさんんも個人の資格でけっこうですから、この「さざ波通信」の投稿欄におおいに参加し、議論しましょう。
心配はいりませんよ。「さざなみ通信」編集部は、「左派」を自称していますが、民主主義をとても大切に考えており、編集部に対する反論もしっかり載せてくれますので、「賛同」意見ばかり寄せ集めて満足していません。ただし、誹謗、中傷、罵倒はいけません。投稿しても掲載されないそうです。それは、事前に公開されている投稿ルールでもはっきりと書かれています。その一部は、下記のとおりです。
「投稿は基本的にすべて掲載します。ただし、日本共産党の打倒・解体を主張するもの、特定の個人ないし団体を誹謗中傷するもの、個人の秘密を暴露するもの、事実の歪曲が明白なもの、差別表現の著しいもの、他の投稿者に対する人格攻撃などは、ご遠慮ください。掲載を拒否させていただきます。また、 あまりに短い投稿、このサイトの趣旨と大きくずれるような内容、単なる反共攻撃か罵倒のたぐいも、掲載されません。」
できれば、上記ルールに基づいているサイトであることを党の公式ホームページにもしっかり書いてください。もう、一回決め付けてしまったから訂正できませんか。それでは、個人の資格でけっこうですから「さざ波通信」投稿欄へあなたも参加しおおいに自由闊達に議論しましょう。