不破、志位両氏は来るべき参院選、都議選に自らの進退を賭けるべきである。
理由:現在の党を巡る状況は70年代前半の躍進の後の76年衆院選敗戦時の状況に酷似している。青年学生運動の後退と併せて、当時も77年の参院選、都議選で連敗し、以後90年代前半まで実に20年近くも低迷が続いた。もし本年の参院選、都議選で連敗するようなら、今後20年間の低迷は確実となるであろう。党首が敗戦時に自らの保身に走って敗戦責任逃ればかりしているようでは、危機感ばかり煽ったところで党員支持者が頑張る筈がない。党首が「自らの政治生命を賭ける」と党内外に宣言してこそ、党員支持者は奮立つのである。昨衆院選において、党の存亡と自らの政治生命を賭けて党の先頭にたった結果、党を勝利に導いた土井氏や小沢氏を見習うべきである。「野中、神崎を失脚させるか、不破が失脚するか」「石原を失脚させるか、志位が失脚するか」(今問題になっている選挙ポスターのキャッチフレーズもこれにするとよいかも知れない)を合言葉に党首自ら全党の先頭に立つべきである。無論それでも敗戦したなら、次回綱領改訂大会において、自らの進退を全党に問わねばならないのはいうまでもない。