日本共産党は、結党以来一貫してあらゆる君主制に反対し民主的な共和国としての日本を目指しています。市田書記局長の発言は、先ほど、このサイトで見ました。年度当初の多忙の中で、ちょっと時間がなかったもので。どんな状況での発言かわからないのと、発言の全文は「赤旗」にも載っていませんでしたので、というより、気がつかなかったのかもしれませんが、正式な見解は、いずれの日にか中央委員会として明らかにされるでしょう。
もし、この発言が事実としたら、党綱領に違反し重大な誤りでしょう。そもそも幹部だからといってこんなことが許されないことは確かです。大歩危さんは、日本共産党に天皇制を認めるべきとお考えなのでしょうか。認めることは断じてできません。旧社会党は、戦後の結党大会で天皇万歳をしたぐらいですから、社会民主主義者とはこんな人たちであり、今、護憲をいくら叫んでも、細川内閣での小選挙区制導入の先頭に立つような民主主義の敵であり、自民社会さきがけというよくわからない、いまだに何の総括もないと思いますが、政治をやって、国民を苦しめました。もちろん閣僚の認証式で天皇に頭を下げたのでしょう。そこに何の哲学があったのか、今もってなおわかりません。
よく社民主要打撃論と言いがかりをつけられますが、自ら敵になって騒いでも何の意味があるのでしょうか。こうして社会党そして倒産して社民党、そんな風にして天皇制に反対しないことが大人なのでしょうか。
会社で、公然化している私たちは、今回の妊娠騒ぎにしても、周囲の人たちなどから質問されても、すべてノーコメントであり、しいて言うなら、またもや政治利用のことぐらいの意味しかないことや、世界での君主制の衰退を話しています。私が書記局長であれば、堂々と天皇制反対の日本共産党の立場を明らかにしつつ、いくら象徴性といいつつも、結局は元首扱いで政治利用されている実態や税金の無駄遣いがいくらあるかを明らかにしつつ、批判します。私たちに恐れるものは何もありません。
だからといって、思想信条、言論の自由は、大変大切ですから、天皇制に賛成する人たちの賛美の声については批判的に見るとしても、大いにしていただいて討論できればするのが当然であると考えます。大歩危さん、いかがですか。