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党員用討論欄

台湾の前総統の来日について

2001/4/29 革命 命、40代、会社員

 一応、意見を述べさせていただきます。この件で明らかになったのは、ただ一点、改めて日本外交の主体性のなさでした。
 当初はアメリカへ行こうとしたのでしょうか、ブッシュ政権でさえ拒否しました。今度は日本です。拒否するのが当然だったでしょう。台湾の医師団もわざわざ行く必要ないといい、中国は怒る、で、アメリカはというと、拒否しておきながら日本に受け入れるように圧力をかけました。国際的な力学が、すべてにわたって日本と反対方向のベクトルの矢印があったように思います。治療といってもあっという間で、いったい何なの、というのが大方の日本人の感想でしょう。大阪城に上ったり新幹線に乗ったり京都大学の昔の友人とあったりと本当に何しにきたのでしょうか。
 答えはひとつ台湾独立です。大陸反攻は不可能でしょうから、あと台湾が生き残れる道は独立でしょう。その道具に便利な国は日本なのでしょうか。医療という水準なら韓国でもよかったといったら韓国は怒るかもしれませんが、朝鮮と仲良くなりつつある韓国は、いやだったに違いありません。また来たいみたいに言っていたようですが、とんでもない話です。
 もし台湾が中国と本当に仲良くやっていって、時期ややり方は別として平和的な統一を目指すなら、人道問題だとして中国での治療を中国政府と交渉すべきだったと思います。
 周囲の国に見事にはめられた日本外交の主体性のなさと今後が不安です。河野外務大臣の眉間のしわがまた数本増えましたかね。