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党員用討論欄

いろいろと

2001/1/18 打倒テンノー制、40代、会社員

 私のつたない投稿に、結構反応があるのに驚きましたが、まあ当然かもしれません。
 私はコーゾクに対して、敬称は、どんなことがあっても絶対つけません。私たちの大先輩の、戦前や結党以来の同志の皆さんは、治安維持法のために、とんでもない扱いを受けてきました。治安維持法が、死刑を最高刑にしたのは、ヒロヒトの勅令でした。帝国議会は、ただ単に事後承認をしただけでした。今なお健在な宮本顕治名誉役員は、1976年の当時の民社党委員長のとんでもない代表質問で、スパイ事件のでっち上げを事実のように描き、一定の波紋を投げかけました。検挙当時の戦前の新聞などは敬称をつけていたでしょうか。ひどい拷問にもあったと書いています。小林多喜二の殺され方なんてあらためて書くことでもありません。その他、殺されたことはわかっていても、死体のありかさえわからない、あるいは、ひどい処遇の中で、釈放後病死など、人の人としての存在を無視した歴史の汚点です。海外でも、憲兵隊ですが、その拷問は、ひどいものだったと、かろうじて生き残った人たちは語っていました。ヒロヒトがヨーロッパへ行ったとき、「歓迎」の横断幕には、ヒロヒトラー帰れとあったのではなかったでしょうか。国民が戦前、戦中ととんでもない目に<・・・(文字化け部分)・・・。
 朝鮮系の話は、言葉足らずで、関係各位にお詫びします。ただ、タブーの中で、ひょっとしたらという征服王朝説の中の、波紋を投げかけたこととして、みんなで考えていく問題だと、かねてから思っていました。私はそこに、差別的な政治的な意図はなかったのですが、本当のところは、確かに薄い根拠ですが、皆さんは、どうお考えなのでしょうか。別に投稿でのご意見を伺っていたら、このサイトの趣旨に反することになるでしょうから、皆さん一人一人が冷静に考えてみていただいたらいいことではないかと思っています。好太王の碑文なるものは、関東軍のでっち上げ説もあり、今後の研究を待ちたいのですが、タブーが多すぎて困難は予想されます。一部に右翼の作った教科書が採用されるようにと圧力もかかっているようですが、もし、そんなもので世界史や日本史を勉強したら、物ごとを逆さに見ることに長けた人間が出来上がりそうです。そんな状況の中で、タブーを受け流すのではなく、真っ向から乗り越えた研究が求められています。一石を投じたつもりでしたが、大きな岩になってしまったようでした。
 私は隣国とは仲良くすべきだと考えます。日本くらいなものでしょうか、隣国の言葉がしゃべれないのは。ワールドカップの日韓共催はいいのですが、それまでに言葉のギャップを埋める取り組みは国家的に行なわれていませんよね。おかしいとは思いませんか。よく外国では日本語を勉強する人が増えていると聞きます。日本でも、外国を学ぶ人は増加傾向ですが、中国語は覚えたほうがよいという話は聞きますが、ハングルは、あまり強調されないですね。私自身、ハングルはわかりません。勉強する機会もなかったという言い訳とともに、時流に流されてきてしまった点もあることは否定できません。日韓共催もいいのですが、そのとき、ふと思ったのは、南北朝鮮の共催はできなかったのかなということです。今ならできるかもしれませんが、当時は今より仲が悪かったかもしれません。日韓共催で朝鮮はどうするのだろうと思うこともあります。
 外国へ行くとき、日本人観光客は、空港などに到着するととすぐに日本語でのお出迎えを受けます。というか、そういう場合も多いそうです。しかし、韓国や朝鮮の人たちが日本に観光旅行にきたとき、いったいどれほどハングルでのお出迎えをしているでしょうか。反省もしつつ、ワールドカップ共催に向けては、ハングル学習の運動が必要だと思いますが、いかがでしょうか。
 テンノー制の将来については、ロシア革命などでの流血の惨事は避けるべきでしょう。国内にいて、自主的に退位していただいて、実質的な支配を終わらせ、あとは、団体などの理事にはせずに、できる限り一般人の生活と同じようにしていただいたらいいのではないでしょうか。当然一般の人たちと同じように額に汗して働いて、その賃金の中でやりくりしていただいて、いかに税金の無駄遣いをしてきたのか反省してもらわねばなりません。そうして政治利用は法律でもいいでしょうが、何らかの規定を作って厳禁してもらうということ意外に、私には考えられません。ヨーロッパには、亡命した元君主が帰国したとかするとか言う話もありますが、リヒティンシュタインでしたか、違いますよね、どこだかちょっと忘れてしまって申しわけありませんが、実業家に転進した王朝の末裔もいるとかで、今の城は国民にお返ししていただいて、古代からのテンノー一族にまつわる貴重品や、正しい歴史はどうだったのかなど、展示する博物館は意味があると思います。
 元西ドイツのワイツゼッカー元大統領は、「過去に目を閉ざすものは、未来にも目を閉ざすことになる。」ということを言われたと思います。小泉内閣の各閣僚にお届けしたい、非常に示唆に富んだ名言でしょう。統一後のドイツでも、ナチスや、旧ドイツ民主共和国の秘密警察シュタージのような、民主主義の敵の摘発に意欲的に取り組んでいます。
 社会の流れをいかにして捉えて、科学的社会主義の立場を崩すことなく、単なる構造改革論に堕落することなく、民主主義革命を勝ち取り、国民の前衛としての、日本共産党のリードで本当に人間の顔をした社会主義を目指す革命を成し遂げていくために、まず歴史の真実を明らかにしていくことの必要性を痛感します。