初めて投稿します。このところの共産党の政策動向にはいろいろと違和感をもっていましたが、昨日の経済同友会との「懇談」で、志位委員長が「共産党は大企業を敵と思っているという誤解があるが……云々」と発言したとのこと、これには驚きました。
わが党の綱領では、革命の敵は「アメリカ帝国主義とその目下の同盟者である日本独占資本」とされているのではありませんか? 大企業は日本独占資本ではないのか? あるいは、大企業の中には、悪い「独占資本」としての大企業と、「独占資本」ならざる良い大企業があり、経済同友会所属の大企業は良い大企業だとでも言うのでしょうか。
「独占資本」とは階級概念による規定であり、大企業はまぎれもなく「独占資本」として、その「独占資本」の論理において行動するというのが、科学的な見方でしょう。これは「階級」的なものの見方を根本にすえる科学的社会主義の基本だと思います。もし大企業、すなわち「独占資本」が敵でないとするなら、そもそも革命の必要はない、現状の修正で十分ということになります。これは修正主義・社民主義の考え方そのものであります。
革命は大事業でありますから、そのためには明確な敵のあぶり出しと一貫した戦略・戦術が必要だと思います。「階級敵」の存在をあいまいにしてしまうことは、革命政党としての根本的な使命を放棄するものだと思うのですが、いかがでしょうか。
ぼくは25年間、「アメリカ帝国主義と日本独占資本は(革命をする上での)敵である」と信じてきました。それが「誤解」とは・・・。ああすめろぎはなどてひととなりたまひし・・・。