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党員用討論欄

再び浩二さんへ

2001/6/19 革命 命、50代、会社員

 まず、前提としておきたいのは、私は無謬論者でもなければ、日本共産党の活動をしているからといって、すべての分野で全知全能ではないということです。逃げ口上ではなく、確かに、知らないことなども、ないわけでもないし、仕事が多忙なときは、赤旗を読む時間も限られてきているので、すべてにわたってイエスかノーか問われても困ります。まあ、こうした討論を通して、新たに気づくこともあり、このサイトを読みながら投稿もしているのです。
 さて、浩二さんからは、なかなか手厳しいご意見を頂戴し、改めて私自身の認識不足というか、理解の浅い点が、よくわかりました。
 中央委員会の態度の一変というのは、障害者や社会的弱者の立場での声を議会や宣伝などを通じて行政などに届け、要求の実現を図る努力をしなくなること、という意味だったのですが。
 党の見解について、頭がおかしいとか、いろいろとお書きのようですが、私には事実と断定できません。一部マスコミなどに載せられた記事について、コメントはできません。
 迷惑施設という言い方をしたのは、一回だけそれに近いことを前衆議院議員の秘書が、事実誤認だったかよくは覚えていませんが、地域住民の声について陳情団の一員として、誤った行動をとったことは、すでに自己批判していたようです。
   同情的な言動について書かれています。私は、浩二さんの意見に決して否定的に捕らえるわけではありませんが、弱者の立場に立つことかが、同情なのかなと疑問にも思います。皮相といえば、何に対しても当てはまりますね。知っていることもあれば、知らないこともある、それで無責任というなら、何をお聞きになりたいのでしょうか。
 自民党は、精神障害者などに、厳罰や保安処分という形での行動の制約や、強制入院などももくろんでいます。それこそ、一面的な考え方であって、そんなことにいつ、どうして賛同を示したでしょうか。
 私の拙文をどういう形で引用しようと、ご自由ですが、少なくとも、現時点で、あなたは私の意図していたこととまったく違う解釈をしているのではないでしょうか。いくらなんでも、それでは弱者が主人公の世の中を作ろうとしている人に酷ですね。日本国憲法で、言論の自由が保障されていますから、あなたが、どういう形で、引用して批判するか、ご自由ですから、お待ちしています、としかいえませんね。
 日々進歩する科学や、医学の世界の話を固定的に捉えてはいませんか。池田の容疑者を弱者と見る人間はもういないでしょう。私もだまされていましたから。本来、精神鑑定にしても、ある容疑者が、何かの事件を起こしたとき、その容疑者の精神状態が、どのようであったかを裁判のひとつの資料としていくために、作られてきた制度ではなかったでしょうか。今は、あなたのおっしゃるとおり、逆利用されてしまっている面を否定はしません。
 私は医学的な問題や法医学的な問題は素人ですから、あなたの一連のご質問に回答するだけの知識も実践もないので、残念ながら、一つ一つの論点についていろいろとお答えはできません。逃げ口上ではないことは、ご理解いただきたいものです。しかし、あなたも、私の拙文の揚げ足取りをしていませんか。そして、また、あの党員は逃げたと投稿されますか。ご自由です。
 あなたの一連の見解は、深い洞察力はあるでしょうが、私だって少しでもいろいろな意見交換をしていくための拙文を投稿しました。時間もなく、不十分な点は承知の上ですが、ここまで突っ込まれても、あなたは何を期待しているのでしょうか。
 前述のとおり、逃げも隠れもしませんし、多種多様な意見が、もっとソフトに討論できないものでしょうか。私は漠然としたお涙頂戴路線で、何かを解決しようなんて考えていなかったのですが、そういうように解釈されるのは心外です。
 私は、池田の容疑者の味方なんてはじめから、していませんし、そう捕らえられるなら、それも心外です。こんな事件のニュースを聞くたびに、気が重くなりますから、医学的に解決できる方法と、開放処遇でがんばっている人たちを含め、保健所の削減などの福祉や医療の切捨てによる行革路線の誤りを、正したかったわけですが。
 あなたは怒るかもしれませんが、いや怒っていますね。しかし、怒る方向が少し違うのではないでしょうか。党員だって、得意な分野もあれば、勉強不足の分野もあります。今回は、勉強不足を補うために、若干の本も読み、いろいろと考えたことだったのですが。それも逃げ口上というなら、議論はかみ合わないでしょう。