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党員用討論欄

都議選への評価について

2001/6/26 PON、20代、労働者

 こんばんは。「さざ波編集部」のみなさまの、あくまで党内改革に努めていこうという姿勢に共感をおぼえ、励まされている者です。これまでは敬意を持ちつつもほとんどROMしてきましたが、今回の都議選の評価について、あえて苦言を呈したいところがあり、二度目の投稿をいたします。
 コメントの「しかし今回、共産党は、多数派世論に迎合し、石原都政に迎合し、民主党に迎合し、こうして革新の看板に徹底的に泥を塗りつつ、惨めな敗北をこうむった。」という評価ですが、これまでの約3年間の一連の流れとしては当たっているとは思います(というかまったく同感です)が、ことこの都議選に際しては、少なくとも「小泉改革」には(政党が「自民党」であったから、という表層的分析からでしょうが)徹底抗戦の構えを取り、多数派世論に安易に迎合はしなかったと思います。石原都政に対する賛否が争点とならなかった(これももちろん第2党であったわが党が、「ハイエナ」呼ばわりされても「是々非々」などというたわけた姿勢を貫いたのが大きな要因ですが)今回の選挙では、少なくとも改革の「批判勢力」として有権者・マスコミなどからもみなされていたとおもわれます。そこはもう少しだけ正当に評価しても良いのではないでしょうか。
 お気持ちは理解できますが、いたずらに激烈な批判の言葉を使うだけでは、かえって「まだ中央への問題意識をあまりもたずにいるが、まじめに活動している人々」、つまり「さざ波」の主張を一番届けたい人々に「やはりあいつらは危険な反党分子の集団だ」とみなされてしまうのでは、ということを危惧するのです。
 「指導部の交代を」という主張についても同様の危険性を感じます。だいたい、現在の中央委員でいくら幹部の交代が行なわれても、現在の誤った路線の変更がありえないであろうことは、編集部の皆さんも痛いほど理解しているはずです。
 党中央に対する批判と、マスコミからの取材への回答にあった現場の党員同志への連帯の意志(あれには感動しました)を上手く表現することを、常に心がけていただきたいなと思います。えらそうな物言いですみません。