今度の参議院選挙の公報が我が家にも入りましたので早速拝見しました。やはり関心事は我が党が何を訴えているかです。選挙区の方の訴えはまあまあとして、気になったのは比例区の方です。確かにこの間の非拘束名簿方式に我が党は反対していましたから、政党名で書く大原則を堅持して訴えていくのは当然です。しかし、だからといって候補者をないがしろにしていいものでしょうか。
というのは、比例区の選挙公報がどこの都道府県も同じかどうかわかりませんが、私がすんでいるところの日本共産党の部分の選挙公報には、上半分は志位さんの写真と「国民のくらしを応援する政治に」「憲法9条を生かす国づくりを」という訴えと、下段には9人の候補者の写真入り訴えが載っていました。つまり立候補者25名全員の名前が載っていないのです。なんのために、第1次、第2次と公認候補者名を発表したのでしょうか。候補者の人格を有権者はどう判断するのでしょうか。供託金も納めているはずです。先の駄作のCMといい、党費やカンパをもう少し大事に使うことも中央は考えるべきです。
地区にいっても、いつもうんうんうなづくだけでお話にもなりません。しかし、支部や党支持者の中には厳しい意見が蔓延しています。党の上に人を置かないという発想があるかもしれません。しかし今回の選挙公報での対応は明らかに逸脱です。候補者そのものをないがしろにするこの感覚は、党攻撃に利用されます。事実、JCP-Watchあたりの論議でも、我が党が非拘束名簿に反対してきた経過はあまり考慮もせずに刺身のツマにされています。皆さんの地方ではいかがでしょうか。情報やご意見を知らせていただければと思います。(ハガキと支持拡大に疲れながら)