お久しぶりです。こちらへ投稿するのは、昨年の党大会以来です。このところ、この欄への投稿が少ないのと、党大会前後の常連の方々の投稿が減っているのをさびしく思っていました。
さて、今回の参院選ですが、私個人は、これほど冷めた選挙は初めてでした。党大会以降、方針に異論はありましたが、中間選挙の応援、その他実務などそれなりに、まじめに取り組んできていたのですが。
この選挙戦では、毎度の事とはいえ、多量のポスター、ビラが続々と、支部へ下ろされ、それらをどう『片付けるか』が、支部での主眼になり、大切な論議はまったくといっていいほどなされませんでした。私としては、「このポスターで、有権者、とりわけ若い人の心をひきつける事が本当に出来るのか」とか、「中央は今回の法定ビラは文字を大きくし、わかりやすいものにしたと言っているが、これで、小泉人気に対抗できるほどのインパクトを持って、党の魅力をアピールできるのか」などなど、論議したい事は山ほどあったのですが。もともと、支部指導部も古参党員も、「中央が作ったものに文句をいうほうが変。」と頭から論議する気がないのです。結局『ビラを配れるのは誰か、何枚配れるか、ポスターはどこに誰が貼るのか、演説会に何人動員できるか、動員体制はどうするか」「とにかく動く事。打って出ること」という流れが作られていきました。
選挙活動の主体は、一人一人の党員であるはずなのに、結局は考えることなく、『手足』となっていればよかったわけです。
一方で、連日の赤旗では、どこそこの街頭演説に何人集まったという観衆の写真を何枚も大きく、これでもかというほど報じていました。これを見るたびに、なぜか心が冷え冷えとしてきました。
選挙の結果は、淡々と受け止めています。
党が、末端からの、中央批判も含めた自由な議論を重視し、支部でも、赤旗紙上でも、ホームページ上でも生き生きと論議されるようにならない限り、党内改革への道のりは遠いと言わざるを得ません。
皆さんは、どうお考えですか。