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党員用討論欄

低すぎる地方専従者の給与

2001/9/5 よしき、40代

 細谷さんの意見に全く同感です。
 私は近親者に専従者がいますが、給料のことを家族でも話題にできない状態です。
 年齢からすると、恥ずかしくて世間にいえないような給料のなかから、専従としての仕事に必要な紙誌代、乗用車の維持、もちろん、いろいろな会費やカンパを支払っています。
 長く元気に働きつづけるには、趣味や余暇も必要ですが、そんなことに回すお金も時間もない生活で、こんな生活を続けていれば、世間の人からみて、「魅力ある人間」にはうつらなくなって当然だと思います。

 若い独身のころか、リタイアしてボランティアで専従をするならとにかく、家庭を持った人にはあまりに酷な低賃金です。
 一定の資質の人をふるいわけて全国統一の基準をつくるとか、所帯の収入があまりに少ない家庭には補助する、教育費の貸し出し制度をつくるなど、現実に対応した具体的な手だてを中央としてうってほしいです。
 「専従」も一人の働く人間なのですから、「専従になった以上、文句は言わず組織への忠誠を守る」というような考えではなく、「働く人=労働者」として 労働条件や待遇について、意見をいえる道をつくるべきだと思います。

 地方では「職業としての専従者」につく人は「生涯独身」のような覚悟をもつか、妻や家族の経済的支えなしには生活できません。一般社会とのつきあいもなかなかできません。
 その上、選挙になれば、長期に家庭を不在にし健康の維持も大変です。こういう状況で長く続けて、明るく元気でいられるはずはないと思います。
 そんな中間機関の指導部から「指導」されて支部も元気になるはずはないと思います。

 今度の参議院選挙の総括がどのようにされるかはわかりませんが、専従問題をこれまで、個人の犠牲的精神ばかりに依存してきたことに抜本的にメスをいれることが今後の組織の発展(OR再生?)にどうしても必要だと思います。

 大会や中央委員会決定が出るたびに、どこかに、専従者の問題が触れられないか読んでいますが、たいていは、きれい事です。

 中央委員会のビルを建て替えるとか、選挙の供託金とか、テレビコマーシャルとか創立○周年には椿山荘で各界の著名人を招いてパーティとか、おそらく億単位のお金を動かす組織がなぜ、そこで働いている人の最低限の生活を守れないのか不思議です。まるでものいわぬ専従者の搾取の上に代々木のビルがたっているような気がします。

 以前にグラフ「こんにちは」に志位さんが、著名なバイオリニストとピアノでいっしょに演奏している写真が掲載されていましたが、末端の活動家の中には、こういう写真には「むかつく」思いになる人もいます。(ある地方議員の娘さんから直に言われたことがあります)

 本当はこういうことは、組織のなかに意見を受け止める窓口があってしかるべきです。
 規約上は「○○委員会に意見をあげることになっている」というようになっているのかもしれませんが、現実に「あげにくい雰囲気」があるのですから こういう場所を借りて書かざるをえません。