「学生は勉強しろという方針」は、今でも生きているはずです。
「この方針が出てから学生支部・学生党員の活動は一気に沈滞化し、今日の党の高齢化・活動量の低下を招いたと私は考えています。」
それは違うと思います。
勉強をろくにさせず、活動一本やりのやり方は、大量の留年者党員を生み出し、それがまた学生の党活動を支えるような形態となって、多くの大学にあったはずです。それはいろんな点で破綻したはずです。
「学生は専門の学習と同時に、党活動も他の党員と同じようにすべきではないでしょうか。」
基本的に同じではないでしょうか。
学生は、いわば地に足が着いていない階層なので、頭から入ることは仕方ないし、また大事だと思います。いずれ就職して、社会の矛盾を実感するのですから、学生時代はとにかく勉強すべきだと思います。専門の勉強と、党の理論学習が柱だと思います。
学生分野の問題で私が実感したのは、そもそも若い学生党員の将来(就職その他)など、党組織はろくに考えない傾向です。若いということで、組織に便利に使いまわされて、ろくに勉強もしていないため、気づいたら自らの将来に展望が持てない状況になってたり。活動に埋没したことで、将来を変えざるを得なかった党員学生も多いでしょう。
そういう党組織が、一般学生からも、党員学生からみても魅力どころか、自らの将来と重ねてともに生きるに値しない、と思われても仕方ないと思っています。
レーニンじゃありませんが、青年学生の任務は、やはり学ぶことにつきると思います。昨今の青年学生分野での衰退の原因のひとつは、学ぶことが方針であるにもかかわらず、それが十分できていないことだと思います。