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党員用討論欄

保坂進氏の離党を切望する

2002/2/6 J.D.

 保坂さん、あなたのいっていることには、おかしなことがたくさんあるので指摘させてもらいます。あなたのような低水準の方には、私程度で十分だと思います。
 まず、「それ(党員が公に中央の姿勢を批判すること)が民主主義であると思うのであれば、それは、資本による労働者国民への支配、抑圧、搾取の無い社会が実現できた場合にのみ可能」という判断に対しては、ロシア革命の歴史でも学んでくれ、といっておきましょう。保坂さんのこのような判断こそ、一番われわれが注意しなければならない観念論です。事実を無視して、事実を見ようとしないで、自分がこう思うから現実はこうなんだ、という主張です。不破哲三がレーニンから拝借している三つの質問とやらをクリアーしさえすれば、自分は唯物論者だ、などとおめでたい考えはもつべきではありません。
 第二に、あなたが「党員が公に中央の姿勢を批判するのは、おかしい」と判断される根拠として持ちだしてこられた、「企業で自分の会社の批判を公にしていたら、即、首です」というのは、根拠になっていません。そもそも、企業と政党、しかも革命政党とを、両者の特殊性を無視して、短絡的に比べるべきではありません。
 さらに、あなたのいおうとしていることを解釈すると、党員が公に中央批判などしていたら、敵につけこまれて競争に負ける、つまり票を失う、ということだと思いますが、これは二重の意味で誤っています。①一時的に負けても長い目で見て、最終的には勝てばいいのだという大局観がなく、せまい見かた(形而上学的な見かた)しかできていない点。②共産党の目的は票を集めることではないということを全然理解していない点。一点目の補足をしておくと、あなたは党員が公に中央批判をすることによって、中央が自己批判して正しい道を進み出す、その結果「票」が増える、ということを論理的に否定されているのです。つまり中央無謬論です。
 第三に、「このようなホームページではなく、堂々と中央委員会へ直接具申するとか、党内の会議で意見を出せばよいのではないかと思います。なにも、公にこのようなホームページでする必要がどの程度あるのでしょうか?」とおっしゃっていますが、中央委員会へ直接具申するとか、党内の会議で意見を出すとかでは解決できない、解決できなかったからこそ、このようなホームページが必要だったのです。そんな誰でも思い付くようなことをやっていないとでも思っておられるのでしょうか。それで解決できなかったということを嘘だと思うのなら、唯物論の立場に立って、実験で確かめられたらよいでしょう。つまり、あなたが仮にさざ波の見解に立って、中央に直接抗議するとかしてみればいいでしょう。
 また、「ホームページでする必要」を直接的に述べれば、批判的党員の交流ができるということもあります。
 第四に、私にさざ波編集部ほどの「知的・論理的水準」があれば、「地べたをはいながら、日本の民主的変革のために活動している人たちの存在」を直視すればするほど、このホームページのような活動を強化するでしょう。なぜなら、彼らは「地べたをはいながら」間違った努力をしている(させられている)からです。こんな悲惨な状況はありません。
 最後にもう一言いわせてもらいます。以下は悪意があっていっているわけではありません。本心です。あなたが「選挙の時に活動する程度」でなのであれば、党を離れて支持者として頑張ってください。はっきり言います、日本共産党の民主的変革にとってあなたのような「知的・論理的水準」の低い存在は「害悪」です。即刻離党されることを切望いたします。