しんぶん赤旗2月11日読者の広場に、病気で倒れた時に党が親身になって援助をしてくれた。「連帯のすばらしさ」を感じるという投稿があります。
それと対照的なのは、私が三十余年に渡り党組織と党員から受けた理不尽極まりない仕打ちです(詳細「さざ波通信」2001/3/3と8/31党員討論欄)。
入党の動機は一人一人が異なると思いますが、私の場合は親がキリスト教の伝道者であった影響で「献身」「奉仕」「人道主義」を標榜する日本共産党に共通の信条を見出したからです。
その最も信頼する共産党の指導者と党員から、「役に立たない奴は殺してやる」と鉄棒で頭部を撲られたのです。
直後から加害者を擁護し、事件を隠蔽するために党がとってきたた処置とは? それは誰もが耳を疑うようなおぞましいものです。
三十年後、党は「この事件は組織的犯罪であった」とようやく認めながら、私が要求する「名誉回復」措置、当時の責任者の謝罪(自己批判)を絶対にしようとしません。
日本共産党は、現実に存在する醜悪な二面性を、いつまで頬かむりし続けるのでしょうか。歴史は繰り返すと言います。
あちこちから聞こえてくる党や民主団体の専従職員の呻きとも言える訴えは、これと別の次元の問題とは決して考えられません。
志位委員長は衆院本会議で「人間を人間として大切にする」三つの提案を演説し、現政権を冷酷非情と認識しました。
しかし、日本共産党だけが正しいと言えるでしょうか。内部の暗部、矛盾を解決できずに放置したまま、ただお題目ばかり唱えているようでは説得力はなく、党の魅力もありません。今最も必要なのは、裏表の二面性のない「日本共産党の改革」ではないでしょうか?