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党員用討論欄

CJさんの意見に寄せて

2002/2/12 藤田真一、50代、労働者

 CJさんの勇気ある発言に敬意を表します。
 党の現実は非常に問題が多いと思っている党員は決して少なくありません。そして、あきらめている人も少なくないのです。感じている問題点を何らかの方法で(公式、非公式)ひとことでもよいから述べることがいまきわめて重要だと思います。
 「さざ波通信」の閉鎖を求める発言もありましたが、党が内外に表明している「党内民主主義」がどんなに守られていないか、そのための誤りがどのようなものか、まじめな党員にどんなに苦痛を与えているか、大会決定からかけ離れた現実があるか、中央は「無謬主義」の立場に立っていないといいながら、このような現実を公式に認め、是正しようとはしていない以上、社会変革を志すものとしては、あらゆる工夫をして発言することは義務でもあり権利でもある、と思います。
 CJさんの地区の市長選挙のことはわたくしは知らないのですが、わたくしのところでも、地方議員(団)は多くの問題を抱え、地区はそれを知りながら抜本的な改善の措置をとることができずにいます。また、自治体対策も議員(団)まかせ。その議員(団)に問題が多いのです。
 地区委員会が、政治的単位としての役割を果たすことができずにいるわけです。その根本原因は何なのでしょう。「機関紙の購読数の上下に追い回される日々」(CJさん)。たしかに、これも1つの理由かもしれません。というより、「機関紙」問題も含めて、その背後に組織維持の自己目的化、官僚主義、出世主義、保守主義、セクト主義、ある種の成績主義、等々の諸問題があると思われます。
 これらは、日本社会の「歴史的後進性」とも密接に結びついています。さきに「党の現実は非常に問題が多いと思っている党員は決して少なくありません」と書きましたが、一方では、問題を問題として感じない党員もまた決して少なくはない現実があります。したがって、党の改革、党内民主主義の確立・発展は日本の民主主義的発展の重要な一環をなしているともいうことができると考えています。