投稿する トップページ ヘルプ
１）「自分の頭で考え行動する党員」は存在します。萩原遼氏や千田善氏はその代表でしょう。彼等は赤旗外信部退職後、朝鮮問題やユーゴ問題に関し、党外のメディアに独自の見解を発表しています。
２）問題は党中央がそうした党員をどう扱っているかです。上記の２氏は一切「赤旗外信欄」には登場しません。かつて有田芳生氏は、企画した「文化評論小田実＝上田耕一郎対談」が宮本委員長（当時）の逆鱗に触れて新日本出版社をクビになりました。その上「日本共産党への手紙」を企画したのが原因で、党を除籍されました（因みに両著共すこぶる好評でありましたが）。
３）要するに、これまで党中央が取ってきた方針は一貫して「自ら考え行動する党員」を生かすのではなく、排除するのでありました。「下部党員は党の決定を読了し、文句をいわずに拡大行動さえしていれば良い」というものでした。
４）以上より、私は「自ら考え行動する党員」を党活動の中で活かそうとするなら、「民主集中制」は「とりあえず置いておける」問題ではなく、真っ先に改廃を議論すべき問題であると考えます。