Timさん、3月3日づけの意見を読み、討論に参加したいと思います。
はじめに、Timさんの意見には大きな矛盾があります。
Timさんも「党内民主主義には問題がある」と認めています。そして、「党中央や機関だけの問題ではなく、党支部や個々の党員の問題もある」といっています。後者の方が大きな問題だとはいっていますが。
さて、問題はどのようにして「党内民主主義の確立」をはかるか、ということですね。
Timさんは、「議論も大切ですが」と議論を二義的にとらえていますが、支部での活動、職場・地域での活動を通じて「民主主義の確立」をはかる場合もそこに種々の「議論」が深く関係しないわけにはいきません。まじめな「議論」は本来実践的・建設的なものです。「議論」ぬきにTimさんのいう「自ら考え行動する支部・党員を多数にする」ことは不可能だと、わたくしは思いますが、Timさんの意見はどうでしょう?
つぎに、これまでもしばしばとりあげられてきたことですが、支部をこえた党員の情報交換、意見交換は一般党員には実質的に許されていません。しかし、党活動や政策など支部のワクをこえて論議しなければならない状況はますます増大しているのが現実です。このような状況でどうして真に「支部が主役」の「自ら考え行動する支部・党員」になることができるでしょうか? わたくしには、想像することもできません。この問題は、「党支部や個々の党員の問題」ではなく、党の根本的なあり方の問題として、日々おきている地域・職場での党活動をめぐる諸問題を中央が適切に(それこそ民主的に)反映させようとすれば十分解決できることなのです。
たしかに「党支部や個々の党員の問題」もあります。具体的な事例では信じられないようこともあるわけです。「完璧な組織」も完璧な人間も完璧な党員も「存在しない」わけですから、それだけ、党内民主主義を確立することがいかに重要かがわかります。その、第一の責務は党中央にあることは自明でしょう。
最後に。党内民主主義をめぐる状況は、社会の現実と運動の観点からみて大きく立ち遅れていると思っています。
当面する、「新しい民主主義革命」、歴史の歯車を前進させる運動は、共産党がきらいな人も含む圧倒的多数の国民とともに歩む道です。その大目標にふさわしい組織方針を緊急に確立することが求められていると考えています。
「慣性の法則」がはたらいて、内部から変えることはたしかに困難ですが、社会状況からみるなら、このことに早く気づくべきでしょう。
Timさん、ともにがんばりましょう。