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党員用討論欄

党員の主権・人権 そして

2002/4/20 しんさん、60代以上

 民主主義政党を標榜している共産党です。しかし 本当にそうなのか。党内民主主義、民主集中制を組織原則としてはいますが、党員の主権・人権をこれほど過酷に踏みにじった問題を、未だに解決できずにいる現状を黙っている訳にいきません。
●「殺人未遂」問題=1966年、「党の決定を守らなかった。役に立たない奴は殺してやる」と、県党幹部が無抵抗で座っている私の頭を鉄棒で撲り生命危篤の重傷を負いました。現場に細胞(支部)長が立会人として呼ばれていました。
●会議の出席を拒否=退院して細胞(支部)会議に出席しようとすると細胞長が「会議で何を喋るんナラ。お前の出席を断る」と拒否
●意見書に回答なし=発言の場を奪われ、中央委員会と県委員会に意見書を提出。「受け取った」という文書は来たものの、後は梨の礫(つぶて)。
●転籍先で=転居で居住支部に転籍。会議で「中央と県委に意見書を出しているが返事が来ない。どうなっているか支部長から問い合わせて貰いたい」と発言したところ、支部長は「そんなことはできん。俺はやらん」と拒否。
●威 圧=この会議の直後、支部長と地区委員二人が自宅まで押しかけ「党が事件のことは喋ってはいかんと命令した。それなのにお前は喋った。党則違反だ。党に反抗するのか。オドリャ-」と威圧。夜8時頃から明け方まで。二晩連続。
●査 問=「支部会議開催」の通知を受け出席すると県委員と支部長しかいない。「他の支部員は?」と尋ねると「今日はお前の査問だ」。
●最後通告=1999年。県委員会から「これ以上発言すると処分する。今後お前が何を喋っても、一切無視することを党は決定した」と最後通告。

 日本共産党規約に「会議で、党のいかなる組織や個人に対しても批判することができる。また、中央委員会にいたるどの機関に対しても、質問し、意見を述べ、回答を求めることができる」と明記されています。しかし、規約に反して党に都合の悪いことは隠蔽する。発言者を暴力的に沈黙させる。それが叶わないとなると「無視」「黙殺」という手法をとりました。
 機関通達という手法で、一党員「被害者」の発言を封殺し、党員の主権・人権を組織的に蹂躙した事実は、翻ると、「民主集中制」機構が瞬時にして「弾圧機構」に変質する可能性を潜めていることを示唆しています。
 この疑念を晴らすために党は何をなすべきか。中央委員会と県委員会に「説明責任」があります。それができない党内事情とは?
 若い世代の党員の間で「党内民主主義」「民主集中制」が論議されるようになったことは喜ばしいものです。どんなに整った組織原則であっても、それを構成し運用するのは人間であることを忘れないで欲しいと思います。人間性の欠落した非情なる人物が組織を牛耳とった時の悲劇は、ここで改めて述べるまでもありません。
 未だに「殺人未遂」問題が解決しないことは、この党の不透明さの現れであり、証しではないでしょうか。

※ 「殺人未遂」問題詳細 党員投稿欄 01/3~01/5