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党員用討論欄

立命館OBさんへ。京都府知事選総括を巡って

2002/5/17 名無しの権兵衛、40代、京都府民

 どうも詳細なレス有難うございました。60歳代という年齢から推察するに、60年安保世代の方でしょうか。
 さて、早速本論に入ります。今回の知事選、当初は候補者も決まらず我陣営内に諦めムードが蔓延していたのが、ようやく森川再出馬決定後に、「佐々木質問に端を発した宗男疑惑、荒巻辞任後の後継を巡る与党陣営のごたごたによる第3の候補者の出現」という偶然の追風で動き始めたというところでした。
 何時までも「善戦」というだけでよいのか。既に御存知と思いますが、「ねっとわーく京都6月号(自治労連京都市職組発行)」では詳細な総括を特集しています。問題点を整理すれば、
1)有権者の反応のよさと、その一方での我陣営の動きの鈍さ。
2)横浜の相乗り批判結果は、候補者選定を巡るごたごたで動きの悪かった与党陣営にも危機感をもたらし、結果的に選挙戦終盤京都財界や連合も動き始める一方で、府北部を中心にJAへの締付けも強化された。
3)京都府党幹部と野中の「勝利への執念」の差。どうも我方は、貴方も指摘されるような「根拠のない楽観論」と、「首長選それ自体は善戦止まりでも、次の党派選挙へのステップになればよい」という本音とが並存していたようです。
 結局のところは、「追風を生かしきれない主体的力量のなさ」に尽きます。今後2004年には市長選。与党陣営内部でも、現職おろしの動きは強まっています。さらに次回以後の知事選は、「若い現職と与党陣営の一本化」という今回知事選よりは数倍厳しい条件が重なります。「首長選に如何に取り組むべきか」自分なりの結論も現時点では出せませんので、纏まらないままですが筆を措きます。