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先日の私の投稿に対して、RUKAさん、大塩さんからレスをしていただきました。ありがとうございます。「国民の協力」論について、さらに検討を加えようかと思っていたのですが、今回はそれではなく、この間日本科学者会議が中心となって推進している「有事関連三法案に反対する学者・研究者共同アピール」について、一つの疑問を提示したく投稿いたします。
私はもちろんこのアピールに賛同し、それを広げるため力を尽くす所存です。しかし、どうしても納得いかないことが一点あります。それはきわめて簡単なことで、なぜこのアピールには憲法９条のことが一言も出てこないのか、ということです。
このアピールで「憲法」について触れたのは二箇所で、有事法案が憲法が保証する地方自治と人権体系を犯す、という文脈です。このことを指摘することは当然ですが、ではどうして憲法９条と有事法案が真っ向から矛盾するものであることを、強く押し出さないのでしょうか。これは絶対に欠いてはならない論点ではないのでしょうか。今回の有事法案反対の運動が、やがて訪れるであろう憲法改正を阻止する運動の前哨戦であることを考えれば、なおさらこの視点は重要です。
このアピールがどのような経過で作成されたのかは、私は知りませんが、どうしても私は、以上述べた、このアピールの「軟弱さ」に、この間の共産党の迎合路線の反映を見ないわけにはいきません。なぜこのようなことになっているのか、どう考えるべきなのか、みなさんのご意見を知りたいと思います。