キズヒコさん。考えなければならないのは、なぜ、多くの青年が民生同盟に入ってこないのか、という事ですよ。民生同盟員の数は、昔に比べて大幅に減っていますが、なぜ、そうなったのかという事ですよ。
私が民生同盟にいた頃、地区委員会が熱心だったのは、民青新聞と民生同盟員の拡大です。そして、選挙運動です。
逆に、あまりやらなかったのが、学習活動と大衆運動です。レーニンの「青年同盟の任務」を読んでもらったらわかるのですが、青年同盟の任務は、学ぶという事です。つまり、学習活動が基本的な活動なのです。そして、次が、青年の要求を実現していく活動、青年の生活と権利を守る活動です。
しかし、当時の地区委員会は、この2つの活動をないがしろにしていたのです。民生同盟の班で、マルクスやエンゲルス、レーニンの著作の学習会をやった事は、全然ありません。地区委員会の肝いりで作られた地域労組は、党や同盟の地区委員会、他の労働組合からの援助がほとんど無く、いつの間にか、つぶれてしまいました。
拡大中心の、当時の民青同盟の活動は、本当につまらないものでした。今の、共産党の活動がつまらなくなっているのと同じです。
キズヒコさん。学習活動と、青年の要求を実現し、青年の生活と権利を守る大衆運動をやるという、この2つの基本的な活動に立ち帰るべきでしょう。そうすれば、民青同盟の活動も、本当にやりがいのあるものになるでしょう。