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党員用討論欄

一般投稿欄高橋甫氏へ

2002/7/14 KM生、40代、公務員

 お約束通り山口勇子著「人間の鎖」読破しました。1989年刊なので「在庫はない」と思っていたのですが、検索で在庫有と出て早速取寄せました。黄ばんだ表紙と裏表紙の第1刷(増刷されなかった)の表示を見て、「発売当時党員でさえ見向きもせず、新日本出版社に返品の山が築かれたままになっていたのを送付してくれたのだ」と納得しました。
 吉田嘉清氏や佐藤行通氏とおぼしき人物は出てきますが、草野信男氏らしき人物は名前だけ、古在由重氏らしき人物は見当たりませんでしたが如何でしょうか。内容はセクト主義丸出しで、全く評価以前のお粗末極まるものでしたが。
 さて山口氏は既に鬼籍に入られているのかも知れませんが、ここまでセクト的方針を採った党が、発刊直後の89年消費税参院選惨敗直後から「連合とのなし崩し的共同路線」を提唱し始めたことをどう考えられていたのでしょうか。この後皮肉にも、連合社会党は選挙民を裏切って、89年以前の共産党の主張どおり「消費税の定着化、自社連合政権、社会党の解党路線」をひた走ったのでしたが。
 尚73年の件は私の思い違いかも知れません。何しろ「仏ムルロア核実験反対」は、自治委員会で革マル派の諸君の「日共の御都合主義糾弾決議」に賛成発言した(無論後で党の会議でこっぴどくとっちめられましたが)「私にとっての今日の出発点ともなった忘れ難い事件」だったので、ついつい印象が深いのです。