貴方の9月16日付レスを拝見し、いささか言葉尻を捕らえるようで申訳ないのですが、返レス致します。
1)貴方のような御指摘は、実に半世紀近く前から党内で指摘されてきました。55年の6全協直後のアカハタでは、党常任の妻達の座談会が掲載され、「まともに近所付合いできない」「原水禁には眼を輝かせる癖に、日常生活には無関心」等夫への批判が相次いだそうです(有田芳生「日本共産党への手紙」による)。今更「改善を」という視点ではなく、「何故半世紀経っても改善できないのか」という視点から考えるべきではないのでしょうか。
2)因みに小生は居住支部に所属していますが、支部員達は町内会の役員等進んで引受け、党の行事と地域の行事が重なれば地域の方を優先し、支部としてもそれを許容しています。又地方議員は、地域の為に献身的に活動しています。但し公明党創価学会に比して、この点では(貴方も御指摘のように劣っていることも事実です。
3)「生活感覚」って、そんなに大事なんでしょうか。社民党の土井たか子氏は確かに結婚も子育てもしたことはない。日常生活感覚は全く感じられない人です。(中朝への盲従的傾向等、決して私は氏の政治姿勢を支持するものではありませんが)、私は「氏は主婦感覚を理解し、代表できる政治家である」とは思っています。人間経験が全てではない筈です。
4)「地下鉄の初乗り料金は幾ら」「大根1本幾ら」等よく選挙の際候補者アンケートでされる質問です。無論国民にとって、これらの質問事項が大事であるのは事実です。だからといって、これらの質問に正確に答えられた人が立派な政治家になるという訳でもありません。
5)不破氏の例を出されています。私は本欄への度々の投稿でお分かり頂けるように、氏を全面的に支持するものではありません。立花隆「不破上田兄弟論」では(文芸春秋78年下半期連載)、不破の友人の話として「不破は家庭では時として暴君振りを発揮する。党を辞めた知人が連絡しても、上田は話に応じてくれるが、不破は全く応じない」と書いていました。確かにそういう一面が不破氏にあるのは事実でしょう。しかし、「政治家としては氏は一応及第点である」と私は評価しています。