1月27日のしんぶん赤旗「愛媛県知事選、和田氏及ばず」と小さく21行に。片や朝日は、赤旗の倍のゴシックで「愛媛知事は加戸氏再選」とほうじました。いつものことですが、選挙になると、赤旗は、いかにも機関紙といった感じがぷんぷんとにおってきます。先日メール投稿したように、隅から隅までしんぶんに目を通すわたしですが、この選挙のことを赤旗からは情報としてえられなかったのです。私が見落としていたのかもしれませんが、インパクトはなかったわけで、おそらく、党自らの問題意識が問われるのだろうとおもいます。
再度いいますが、この選挙は、つくる会ー拉致議連ー石原都知事ー小泉軍団と今の反動的な流れのおおもとなわけです是々非々というのなら、なぜ焦点をあてないのか。ちなみに、朝日は、30行ほどのなかに、「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書採択に介入したか戸氏を批判したことにも言及していますが、赤旗は無視。たとえ、負けようが推薦した候補者がどう闘ったか、またどんな相手にまけたのか、検証することは必要ではないのでしょうか。それによって、今後のたたかいかた、または、心構えも参考になるのではないのでしょうか。
善戦しただの、得票率がどうだのではなく、この今の状況のなかで、どうして、前科のある加戸氏が当選するのか、しっかり検証するべきです。イラク攻撃反対が7割8割の世論のなかで、戦争勢力が伸びる現状を赤旗は鋭く突くべき。
学校の統廃合や定時制高校の抹殺など、パーツパーツで問題点をうったえても、根本につなげなかったら力にならないのではないでしょうか。
それとも、いいたくないですが、共産党はもしかして、根源はみたくないのでしょうか。わたしが、まず、なによりテロリズムの根源をーーといってきたことに対しての返事にもありましたが、少数者や弱者よりも党勢拡大ですか。異議申し立て者はやはりつぶす側にくみしますか。
いかなる理由があっても、テロはゆるされないといいますが、アメリカの大テロ・大量破壊兵器・大量核・宇宙の軍事基地計画をなぜ問わないのですか。イラクの査察だの北朝鮮の工作員だのに言及するまえに、日本をはじめとする大国が襟を正さなければいけないことがあるはずです。
これは共産党だけの問題ではないけれど、世界中の論調がくるっている、ますます狂いの中に入っていくことに、これ以上我慢ができません。産経から赤旗まで仲良くブッシュの土台の中で勝負をしています。
世界がやるべきことは、一刻もはやく、ブッシュの精神鑑定をするべきであり、殺戮王を隔離するべきです。
こんなことまでいううつもりはなかったのですが、いってしまいました。この視点から見ると、ほんとうに赤旗のイラク攻撃反対も軽くみえてきます(あくまで紙面の論調からです。各活動を軽視しているわけではけっしてありません)。
わらったのは、朝日でイラク攻撃の世論に関して、たとえ安保理の決議があっても攻撃反対が25%と「消極的」だったーーと・・・これが本音なのです。さすがに赤旗は、ここのところをうまく避けていました。
赤旗さん、この25%とという「積極的」な戦争拒否者のこころを侮らないほうがいいですよ。この25%の支持をあつめる政党ないしは組織こそが時代を担うリーダーになるとおもいます。日本のみならず、世界のトップランナーになる資格があるのだとおもいます。