初めて投稿します。東京の居住支部の党員です。
専従の方々のひどい勤務実態(給与遅配、過重労働等)については、本欄などでも時々取り上げられています。ところで、わが党の専従職員には労働組合はないのでしょうか。労働条件について、労使が対等に決めるのが近代的な労使関係のはずですが、わが党の専従はそうなっていますか?
党の専従といえども党からの給与で生活している以上、間違いなく労働者ですし、労働組合法も適用されます。
これを他党について見ると、社民党の本部には「書記の会」という労働組合に相当するものがあり、賃金交渉、一時金交渉などを行っているのだそうです(あくまで伝聞)。わが党の本部職員の数は社民党どころか政権党の自民党よりも多いと思いますが、それなのに労働組合さえ無いというのでは、近代政党とは言えないと思います。
これに対して、わが党には搾取し搾取される関係はない、とか、専従は自発的意志で薄給に耐えて活動しているのだから労働組合は必要ない、などの答えが返ってくるかも知れません。ただ、どうお考えになろうと、専従が労働組合を作るのを禁止したり、不利益な扱いをしたり、あるいは専従の加入する労働組合との団交を拒否すれば、憲法違反の不当労働行為になることは間違いありません。
これは民主団体についても同じです。例えば、全労連に書記労はあるのでしょうか? 連合には書記労はありますし、総評にも書記労はありました。全労連よりずっと小さい全労協にも「スタッフユニオン」という書記の組合があると聞いています。
わが党の専従職員にも労働組合が結成されることがわが党の民主的強化に繋がると思います。但し、専従の方々の自覚に掛かっていることは言うまでもありません。