「80年史」はこれまでの党史と比較して異常に短い。
短くなったことについての公式の説明はあるのだろうか?
まだ読んでいないのでよくわからないが、党史の大幅な見直しが党内はもとより社会的に求められてきていることに答えていないことは容易に推測できる。
問題が余りにも多く、いくつかの問題に絞って糊塗することができなかったのではないか? 「前衛党」規定を規約から削除しながら雑誌『前衛』の名称を変更できずにいるのも共通する問題であろう。
現在、多くの党員は社会変革の現実的な展望に対する確信を喪失しているようにみえる。しかし共産党を「信じて」一生懸命活動しているのである。常任活動家や地方議員の不勉強、認識不足もひどいものがある。
共産党のありかたの抜本的な再検討の兆しとして「80年史」をみるのはうがちすぎだろうか?
「さざ波」で「80年史分析」のテーマを独立させることを提案する。