昨日、2月7日の「赤旗」に、「衆院東京21区に党公認候補」という記事が出ていました。
2000年10月に行なわれた、衆議院の補欠選挙で、川田悦子さんから、推薦して欲しい、という申し入れがあった。そこで、日本共産党が推薦することを公表することを条件に、共産党は、川田悦子さんを推薦した。
しかるに、その後、川田さんが、「どの党の推薦も受けない」という態度を態度を変え、共産党への推薦依頼の事実も否定した。「わが党への約束は、有権者への約束となるもので、これを破った行為は……許されないことです。」だから、今度は、党の公認候補を立てる。川田さんの応援はしない、というのですね。
これは、沖縄県知事選挙で、とった態度と同様、「木を見て森を見ない」態度です。だいたい、「わが党への約束は、有権者への約束」というけれども、川田悦子さんが共産党の推薦を受けていることを公表することを望んでいた有権者なんて、どの位いたんですか? ほとんど、いないでしょう。
川田さんが、自民党などの与党側に寝返ったのなら、いだ知らず、共産党など、野党と共に、自民党政治に対決してきたんでしょう。そして、川田さん自身は、共産党に対する誹謗・中傷発言をしていないのでしょう。だったら、ここは、引き続き、川田さんを支持してあげたらいいじゃありませんか。
ここで、共産党が、公認候補を立てたら、共倒れになるのは、確実ですよ。そうなれば、自民党など、与党側を喜ばせるだけですよ。
自民党を喜ばせるような事をしても、共産党は、自分の正しさをアッピィールしたいのですか?そんなにしてまで、自分の筋を通したいのですか?それを、有権者は望んでいるのですか?それとも、絶対に、共産党の公認候補が勝てる、という保障があるのですか?