貴方の3月1日付投稿に反論します。
1)貴方は「北朝鮮は過去50年間侵略したことがない」と仰いましたが、その前には50年から3年間に渡る朝鮮戦争を「南侵」という形で惹起こしたのですよ。
2)日本共産党中央が北朝鮮問題に論評を避けているのは、確かに選挙対策でしょう。何か対案を出せば責任が問われるし、いえばいうほどボロが出るだけですから.実際5中総で志位は、「外交交渉上色々と問題があるでしょうから、細々とした日朝交渉への論評は避ける」と、「日朝交渉は小泉内閣へ丸投げ」の無責任な報告をしていました。「野党として対案を出すという責任を果たさない」こんな無責任な党は、来るべき統一地方選で有権者の厳しい審判を受けることになるでしょう。
3)日韓両国他多数の他国民拉致、大韓航空機爆破事件、外交官による麻薬密売、贋ドル紙幣使用、等々「数々の国際的不祥事」を起こしてきた国が、「怖くない国」などとどうしていえるのですか? 私は「恐ろしい国」だと思います。
4)現在の北朝鮮の食糧危機は、「金父子の農業政策の失敗」という失政の結果ですよ。「拉致日本人が特別待遇されていた」のは、断じて慈悲からではありません。「工作員として養成する」という利用価値からですよ。現実に、「よど号」犯人及び家族は特別待遇下で工作員として養成された上で、「日本人拉致工作」に従事させられたではありませんか。利用価値がなくなれば、忽ち処刑されるか収容所送りになることでしょう。
5)実際90年代後半には、「計画的に食糧配給がストップされ、人口2000万人の北朝鮮で実に300万もの人々が餓死させられた」(萩原遼氏による)のです。思い出してみるがよいでしょう。この時期には、「日本人妻里帰り」が実施され、50億円相当の米が北朝鮮に送られたのです。しかしそれは、飢餓に苦しむ北朝鮮人民には何等役立てられなかったばかりか、逆に人口の15%が餓死させられる結果しか生まなかったのです。
6)ここまで書いた以上、私なりの結論を申しましょう。「金正日政権が続く限り、北朝鮮人民は飢餓収容所地獄に苦しむだけ」です。こんな政権は1日も早く叩き潰すべきです。「米日反動を利するから金正日一派への批判は控える」というのは、間違いだと思います。我々は「米日反動の軍事的介入を避ける」為にこそ、金正日一派の無法行為を厳しく批判し、「ポスト金正日」を展望していかねばならないのです。因みに私の描く「ポスト金正日」とは、「北朝鮮人民自身による金正日政権打倒、その上での南北統一」です。そのときこそ、我々日本人は「真に北朝鮮人民に役立てられる形」で「無駄な公共事業」を全廃して「戦後の補償」をしましょう。「在日並びに日本人妻帰国者達の無条件全員里帰り」を実現しましょう。
7)私は現在北朝鮮内外で「反金正日運動」を展開されている北朝鮮人たちの支援活動に参加しています。かつて日本共産党が「ポルポト一派」に反対するカンボジア人民の活動を先駆的に支援したように、今回も「金正日一派に反対する北朝鮮人民の運動支援」を他党に先駆けて先駆的に実行しましょう。