日本共産党は、党創立以来80年、「反戦平和」「主権在民」をつらぬいてきました。戦前、あの侵略戦争に命がけで反対したただひとつの政党です。・・だから、私はと党員になりました。日本共産党のなかにいた小林多喜二をはじめとする反骨の先人たちに惚れこみました。
世の中のために、世界のために、我が命をかけてまで闘える人間・・そうした人々が集った党なら、何がしかの尾っぽが残っているであろうと。あるいは、今めだたないにしても、いざとなったら、そのときは、多喜二が蘇るであろうと・・・
そして今、言葉で説明できない、おぞましい状況が繰り広げられています。かつて震え上がった、テレビ映像、ローマの「人間狩り」劇場さながらのそれ。スペインの闘牛も、怖気を振るう私ですが、どうして、このような狂気がつづくのか。昼間から、堂々と。
精神は、非常に悪い。つらく、むなしく、よるべのないことおびただしい。が、狂わないということは、私も、結構タフなのか。
今日は、赤旗来ず、誰かがもっていったのか?昨日のしんぶん赤旗をみる。
一面、住宅地爆撃29人死亡、各地でクラスター爆弾使用かーー朝日は、住宅地爆撃15人死亡 バグダッド イラク情報省「米英ミサイル」と報じる。
同じく赤旗6面、ブッシュ無法戦争(5) 弱肉強食の世界に導くのかーードイツの指摘
もと駐米チリ大使「史上最大の戦争装置 人類全体支配を狙う」
他、若林候補の記事が多、5面、立教大教授・浅井春夫氏の反石原原稿「女性蔑視発言や三国人発言、障害者に対する人格発言にみられるような、マイノリティ(少数者)やハンディキャップを背負っている人たちへの視線も問題です・・もっとも、"非福祉的”な行為が戦争です。
こうした文化人、著名人の、ポイントを得た声が、若林候補に寄せられ、充実を狙う。筆坂さんの参院予算委での質問も、米の残虐兵器の具体性を述べ、木島議員も、小泉に突っ込んだ質問で、首相の矛盾をついていました。
14面、ホームレス2万5千人の左、米大使館で「命の重み」訴えーー 左下、障害者生きられぬ戦争ー重度障害児・西原海くんの記事。当然の視点とおもったのですが、「海くんは一歳七ヶ月のとき、水中に転落する事故でーー」と説明。知る人ぞ知る、海くんは、保育園で、洗濯機のなかをのぞこうとして、頭から落ちたのではなかったか。
なぜ、このように、曖昧にするのだろうか?なにも、保育園や保母の名前まで書く必要はないが、海くんの尊厳、ご両親の人生を否定することにつながらないか。一見、何かに配慮したつもりだろうが、こうした、大切なポイントを隠蔽する姿勢が、共産党の戦争に向かう視点にもつながっていると私はおもう。
もう一つ、昨年暮れの集会での例をあげる。
前の対戦のとき「障害者をミンチにして、畑の肥やしにする」計画があったそうな。もちろん、兵隊のために、精気をつけさせるために。最近、この、実際に練られていた計画書もでてきたが、赤旗は、えぐすぎると無視、全体に軟い反戦集会の記事になったという、例がある。
えぐいとか、品がないとか、といった問題でない。今、世界でおこなわれていることは、事実なのだ。直視するのも辛い、残虐性だ。止められない私たちは、せめて、事実を見ることしかできないのではないか。ジャーナリズムは、とくに、えぐりだし、底に光をあてることによってしか、起こってしまった戦争をとめられないのではないか。
なんどもいうが、小林多喜二を堂々と掲げられない事情でもあるのだりうか。最近、私は、日ごとに?がつもっていく。