朝日新聞を読んでいる関係上、朝日がターゲットになるのは、お許しください。
3月15日付朝刊、一面の天声人語、雰囲気を大事にする首相と信仰を大事にする大統領ということで、小泉とブッシュの比較である。一見、新鮮な、視点から、論じているようだが、内容たるや、なんとも、お粗末。
ブッシュが信仰する宗教とやらは、右の頬をぶたれれば左の頬をーーだとか、「剣を持つものは、剣にて滅ぶ」とかの言葉がおもいうかぶのだが、ブッシュがどう、宗教を解釈し、利用しているかといった、検証は一切なされず、「信仰心のあつさは突出している」「信心深いことじたいは責められることではないが、・・」と、もちあげている。
そして、信仰を心の支えにして戦争を臨もうとしている大統領を、状況追随あるいは雰囲気重視の首相が説得して事態を動かすことはたいへん難しいーーにいたっては、反吐がでる。
2面、国連を破綻させるなの社説は、先に述べたとおり。
7面、英、安保理で孤軍奮闘の下の囲み記事は、史上最大の米の大型爆弾の紹介、横には、「イラク軍・住民衝突か」とひときわ太いゴシックの見出し。詳細はあいまいなのに、イラクの悪印象を強調したい意図が見え見え。ちなみに、イラン報道。
8面には、ズバリ、「サダムの時代、光る目 密告奨励、忠臣には褒章」と題して、政治的に口つぐむひとの口を借りて、フセイン体制の監視体制をあげつらう。「米国が、攻撃に踏み切った場合に抵抗しないよう呼びかけるめーるを先月からイラクじんあてに送りはじめたため、当局が入念に検閲しているのだ」は大きく??????何が、いいたいのか
ともかく、こうして、北朝鮮と同じく、イラクの陰の部分を引き出すことで、ブッシュの武力行使に道を拓く、あるいは、査察に応じないといった嘘のアリバイづくりか。
新聞は、いつもこうして、戦争加担していくのでしょう。
一見、変哲もない記事だけに・・・朝日はこうした、やりかたがとくいなようです。